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全国には高齢者向けフィットネスジム・スタジオが多数あり、各チェーンがそれぞれの特色を活かしたサービスを展開しています。
このコラムでは、高齢者向けフィットネスジム・スタジオの店舗数ランキングと共に、各店舗の特徴やシニアの定義、さらには市場動向までを徹底解説します。中高年の方で運動を始めたい方はもちろん、フィットネス事業への参入を検討される方にも役立つ情報をお届けします。
高齢者向けフィットネスジム・スタジオ店舗数ランキング
高齢者向けフィットネスジム・スタジオ名 | 店舗数 |
【1位】カーブス | 1,978店舗 |
【2位】コナミスポーツクラブ OyZ運動スクール | コナミスポーツクラブの51施設で導入 |
【3位】元氣ジム | 41店舗 |
【4位】心身健康倶楽部 | 8店舗 |
【5位】TTB | 6店舗 |
シニア世代のフィットネスジム選び「年齢を気にせず楽しむために」

中高年と言われる年代になると、老け込んでいるとは思っていなくても、20代の男女と一緒に運動をすることに戸惑いを感じるのは自然なこと。
「なんとなく気が引ける」「場違いではないかと気になる」「若い人と比べて余計に年齢を意識してしまう」そんな気持ちからジムから足が遠のいてしまうケースは少なくありません。
実は、この「若い世代と一緒の空間で運動することへの戸惑い」は、多くのシニア世代に共通する悩みなのです。
年代による心理的な壁
今の60代、70代は、若々しく活動的で、おしゃれを楽しみ、趣味や仕事に情熱を注ぐ世代。従来の「高齢者」というイメージとは、まったく異なります。しかし、誰もが年齢とともに体力の変化を感じ始めます。「階段を上るとちょっと息が切れるようになった」「以前より疲れやすくなった」そんな変化を実感したとき、運動の必要性を強く意識するようになります。

とはいえ、若い世代でにぎわう一般的なフィットネスジムでは、どうしても気後れしてしまうもの。「ついていけるだろうか」「周りの目が気になる」という不安が、せっかくの運動を楽しめない原因になってしまいます。
特に女性は「若くてスリムな人たちの中での運動」に抵抗を感じやすい傾向があります。男性は比較的「周囲の目」を気にしない方が多い印象ですが、個人差もあるようです。
変化する「シニア」の定義とフィットネスの選び方
「シニア」「高齢者」という言葉の定義自体が、現代では大きく変化しています。画一的な「高齢者向け」というくくりでは、もはや対応できません。実際、60代以上の会員を多く集めている施設は、年齢に特化したプログラムを提供するか、逆に年齢を意識させない自由な環境づくりに成功しています。
大切なのは、自分の目的に合ったプログラムと環境を持つ施設を選ぶこと。同世代中心の環境であれば、自分のペースで気兼ねなく運動を楽しめ、同じ目的を持つ仲間との出会いが継続的な運動の励みにもなります。
では、高齢者向けフィットネスジム店舗数ランキングの1位から順番に各フィットネスジムを見ていきましょう!
カーブスが1位で圧倒的!コナミスポーツ倶楽部が牽引する大手チェーンの展開
フィットネス業界で高齢者向けの店舗展開を積極的に進めているのが、カーブスとコナミスポーツ倶楽部です。【1位】カーブス|女性に特化したシニア向けフィットネス

全国約1,900店舗以上を展開するカーブスは、「女性専用・30分・予約不要・着替え不要」をコンセプトに、独自のサーキットトレーニングを提供しています。
- 買い物ついでに気軽に立ち寄れる住宅地立地
- 同世代の女性同士で励まし合える和やかな環境
- 運動指導と栄養相談を組み合わせた総合的な健康サポート
- フランチャイズによる地域に密着した店舗展開
カーブスは、特に60代以上の女性会員から圧倒的な支持を得ています。「若い人の目を気にせず、自分のペースで運動できる」「同世代の仲間ができて、毎回の運動が楽しみになった」という声が数多く寄せられています。
「自分の体と向き合いながら、無理なく楽しく運動を続けられる」。これこそが、多くの女性会員がカーブスを選ぶ最大の理由なのかもしれません。
【2位】コナミスポーツ(OyZ)|専門性の高いプログラム展開

コナミスポーツは、48店舗でOyZ(オイズ)という高齢者向け専門プログラムを展開しています。
- 専門資格を持つインストラクターによる指導
- 決まった日時のクラス編成なので仲間が作りやすい
- OyZ運動スクールはジム内で展開しているので希望すればプールやお風呂なども利用可能
OyZの特徴は、無理のないトレーニングでありながら、脳活性やロコモ予防、メタボ予防の効果も期待できるところ。「体力に自信がなくても安心して始められた」「専門家のアドバイスが的確」といった評価を得ています。
また、介護施設向け介護予防プログラムOyZ light(オイズ・ライト)も行っています。
3位からは特化型のミドルシニア・シニア向けフィットネスが台頭

3位以下は特化型スタジオで、それぞれ独自のアプローチで高齢者の健康づくりをサポートしています。今後はこうした特徴がはっきりしたフィットネススタジオやジムの台頭が予測されます。
【3位】元氣ジム|後期高齢者・介護・リハビリに特化
元氣ジムはリハビリ特化型デイサービス事業。理学療法士などによる個別プログラム作成で、介護認定を受けられた方や総合事業対象の方が利用できます。フィットネススタジオというよりも、通所介護といった方が適切かもしれませんが、まさにシニア、後期高齢者向けとなっています。
【4位】心身健康倶楽部|中高年専門パーソナルトレーニングジム
心身健康倶楽部では、筋力トレーニングをメインとしていますが、栄養や休養などの生活環境や生活習慣についてもアドバイスしてくれます。中高年を対象としたマンツーマントレーニングで、手軽な30分コースもあるので始めやすいトレーニングジムです。
【5位】TTB|40代以降トータルボディケア・パーソナルトレーニング
TTBでは、カウンセリングからストレッチ、トレーニング、マッサージ、そして栄養管理指導までトータルなボディメンテナンスが可能です。治療家による専門的な身体チェックで、痛みや不調の原因を明確にし、改善するための「完全オーダーメイドプログラム」が好評です。高齢者フィットネススタジオの特徴

高齢者向けフィットネススタジオの特徴
- インストラクターが常に付き添い、安全に配慮
- 同世代との交流の場としても機能
- 無理のない運動強度設定
- 健康相談や血圧測定などの健康管理サポート
これらの特徴は、運動を始めるシニアの方々の不安を解消し、安心して通える環境づくりにつながっています。
「シニア向け」の言葉通り、一般的に50代後半から60代、70代、80代を対象としており、10代や20代の人は参加していない点も特徴と言えるでしょう。
デジタル時代の新しい高齢者向けフィットネスとは?

オンラインとオフラインを組み合わせた新しいスタイル
パンデミックを経て、フィットネスの形が大きく変わりました。特に注目したいのが、ジムに通いながら自宅でもトレーニングができる「ハイブリッド型」のサービスです。-
スマートフォンで気軽に参加できるオンラインレッスン
例:朝の準備体操、夜のストレッチなど、生活リズムに合わせた短時間プログラム - 自宅でもジムでも同じインストラクターに指導してもらえる
- 血圧や体重、運動量などの健康データを記録・管理
- LINEやZoomを使った仲間との交流や相談
このようなサービスは、「毎日ジムに通うのは難しいけれど、定期的に運動は続けたい」という方に特におすすめです。体調や天候、用事に合わせて柔軟に運動計画が立てられます。
年齢や体力に合わせた専門プログラムの充実

最近の高齢者向けフィットネスは、ただ運動するだけでなく、より専門的なアプローチが特徴です。
-
脳トレと運動を組み合わせたプログラム
例:ステップ運動をしながら計算問題を解く、リズム体操など -
日常生活の動作を意識したトレーニング
例:階段の上り下り、床からの立ち上がり動作の練習 -
持病がある方向けの運動メニュー
例:糖尿病の方の血糖値管理に配慮したプログラム -
管理栄養士による食事指導付きのコース
例:運動と食事の両面から健康管理をサポート
これらのプログラムの特徴は、医師や理学療法士と連携して開発されている点です。
特に、50代後半からは体力や健康状態に個人差が出やすい時期。自分の状態に合わせたプログラムを選べる施設が増えているのは、とても心強いポイントです。
「年齢とともに運動は必要と感じるけれど、どんなことから始めればいいのか、わからない」という方も、専門的なプログラムがあれば安心して始められるでしょう。まずは無料体験などで、自分に合ったスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。
2025年「団塊世代が75歳以上に」フィットネス市場の推移
団塊の世代が75歳以上となる2025年を迎え、高齢者向けフィットネス市場は更なる拡大が予想されます。まずは全体のフィットネス市場推移を見てみましょう。
引用:「フィットネスクラブ・スポーツジム」業界動向調査(2023年度)/株式会社帝国データバンク
パンデミックの影響で一時的な落ち込みを経験したフィットネス業界ですが、主要大手15社の店舗数は6,000店に迫る勢いで成長を続けています。
これまでもフィットネス業界はミドルシニアやシニア層が主要な顧客層でした。近年では、チョコザップのような気軽に通える施設も増え、年齢を意識せずジムを選ぶ傾向も出てきています。
一方で、以下のようなケースでは、シニア特化型のフィットネススタジオが選ばれています。
- 体調に不安がある場合
- 後期高齢者で専門的な運動指導が必要な場合
- 同年代との交流を重視する場合
中高年になると、体力や筋力への関心が一層高まります。今後は70代、80代の利用者も増加が予想され、それぞれの目的に合わせて多様なスタイルのフィットネススタジオを選択する流れが加速するでしょう。
人生100年時代だから「心身ともに健やかに暮らす」土台となる体作りを!
高齢者向けフィットネスジム・スタジオは、単なる運動の場としてだけでなく、健康づくりと社会参加の重要な拠点として機能しています。全国約2,000店舗以上の展開は、その社会的ニーズの高さを表しています。利用者の視点からは、自分に合った施設を選ぶことで、より充実した健康づくりが可能になります。また、事業者にとっては、高齢化社会における新たなビジネスチャンスとして、参入を検討する価値のある市場と言えるでしょう。
今後は、デジタル技術の活用や専門プログラムの充実により、さらに進化していく高齢者向けフィットネス市場。自分に合った最適のフィットネススタジオを選んで、体もこころも元気で健やかに過ごしたいですね!