最終更新日 2022.10.24

オンラインレッスンの始め方・準備する機材ややり方を解説

オンラインレッスンの始め方・準備する機材ややり方を解説

この記事では、オンラインレッスンの始め方をご紹介しています。習い事のお教室を運営している方や、これからオンラインレッスンを開業しようとしている方に向けて、オンラインレッスンを始めるうえで必要な手順、準備する機器などを解説しています。

最近では、外出自粛や子育て中で対面のお教室に通いづらいこと、遠方に住んでいてもレッスンを受けられること、オンラインツールが発達したことなどから、インターネットを介して自宅で授業を受けられるオンラインレッスンの需要が高まっています。ぜひこの記事をお読みいただき、生徒さんに喜ばれるオンラインレッスンを始めてみてください。

1. オンラインレッスンを始めるうえで必要な手順

オンラインレッスンを始めるにあたり必要なことを簡単にまとめると以下のようになります。

  • (1)機材を用意する
  • (2)オンライン会議ツール(Zoomなどのソフトやアプリ)を準備する
  • (3)レッスンの告知から開催までの流れを組み立てる

次章から、それぞれのやり方について詳しく解説いたします。

2. オンラインレッスンを始める際に準備する機器

オンラインレッスンを始めるために必要な機器は、どのようなものがあるでしょうか。種類ごとに見ていきましょう。

2-1. オンラインレッスン開始に必要な機材

オンラインレッスンを始めるにあたってどのレッスンでも必要になる機材を紹介します。 語学、楽器、体育系とレッスンの種類によって必要となるものは少し異なりますので、まずは最低限の用意をして、準備を進める中で必要と思うものを足していく始め方が良いでしょう。

2-1-1. パソコン・タブレット

オンラインレッスンを始めるなら、大きな画面で生徒さんの様子を把握できるように画面の小さいスマートフォンではなくノートパソコンやタブレット(iPadなど)を用意しましょう。

ノートパソコンにはカメラとマイクが内蔵されていることが多いですが、価格が安いものには付いていない場合もあります。これから用意する場合は確認してから購入しましょう。

タブレットにはカメラとマイクも内蔵されていますのでこれだけでオンラインレッスンを始めることも可能です。しかし他の機材をつなげたい場合やアプリの設定が簡単でない場合など不便なこともあります。オンラインレッスンを主催する側は可能であればなるべくパソコンを用意することをおすすめします。

2-1-2. Wi-Fiルーター

オンラインレッスンでは音声や映像が途切れるなどすると、生徒さんにストレスがかかります。安定した通信環境確保のために、携帯電話の通信回線ではなくWi-Fi環境を準備しましょう。

Wi-Fi環境が整っていても、ルーターが古い場合には通信速度が遅くなってしまう、突然インターネットが切断されてしまうなど不安定なこともあります。不具合がある場合はルーターを買い替えるなどしましょう。

Wi-Fiを準備できない場合や立地上Wi-Fiの電波が不安定な場合、ノートパソコンをケーブルで有線接続するやり方もあります。パソコンの配置や移動は制限されますが無線接続よりも安定した通信ができます。

2-1-3. Webカメラ

スマートフォン、タブレット端末にカメラがついていますのでそれを使用してオンラインレッスンを行います。カメラが付いていないパソコンをレッスンに使う場合にはUSB接続のWebカメラを別途購入する必要があります。

カメラの性能には画質、画角、画素というものが関わってきます。まずはこれらの言葉について初心者の人にとって分かりやすく説明いたします。

・画質とは:最終的な映像のクオリティの高低を表します。

・画角とは:カメラで撮影した際に実際に画面に入る範囲を表します。
(画面に映る範囲をカメラの位置から見た角度で表現しますので画角と呼びます)

・画素とは:画像の最小単位のことで、撮影する際に外部の光を感知するセンサーが一つの画面の中に何個用意されているかを表します。
(私たちが普段みている写真や映像は一つひとつの小さな点の集合体なのです)
画素数が多いカメラの方が映像の画質は良さそうですが、画素数が多いカメラで撮った映像はクオリティが高い反面データ量が膨大になります。 そのためリアルアイムのオンラインレッスンでは高度な通信環境が必要になったり、撮影データを生徒さんとやり取りする場合のデータが重くなったりというデメリットがあります。 ご自身のお教室に必要なクオリティと精度を見極めて機材を用意しましょう。

2-1-3-1. 最小限のカメラ機材

もっとも初歩的なカメラ機材は、デバイスに付属のカメラです。前述したスマートフォンに加え、 iPadなどのタブレット端末や最近ではパソコンにも付属していることが多いです。まずはこちらを使ってみましょう。

2-1-3-2. 講義形式のレッスンにおすすめのカメラ機材

講義形式のレッスンには「Webカメラ(Webカム)」がおすすめです。 パソコンなどに接続すると、撮影した映像をリアルタイムでデバイスに転送してくれます。 クリップタイプやスタンドタイプなど様々な形態があります。

2-1-3-3. 音楽系のレッスンにおけるカメラ機材

ピアノやギターなど音楽系のお教室のレッスンの場合、音を拾うだけでなく、手の使い方を見たり楽譜を確認したりと様々な角度からの映像が必要になりますので可動式の三脚を活用するのがおすすめです。

2-1-3-4. 運動系のレッスンにおけるカメラ機材

ダンスなど運動系のレッスンに関しては全体の動きや左右前後の動きに対応するため画角が広角に撮影できる機材が必要になります。

2-1-4. イヤホン・ヘッドフォン

スマートフォンやタブレット、パソコンのスピーカーから相手側の音声を流すと、こちらのマイクがその音声を拾ってしまい、お互いに聞きづらくなってしまいます。聞き取りやすくするためにイヤホン・ヘッドホンを用意しましょう。Bluetooth接続のイヤホン・ヘッドフォンはタイムラグ(音ずれ)が大きく発生する場合がありますので、ダンスレッスンなど動きが必要なお教室以外のレッスンでは有線で接続するやり方がおすすめです。

2-2. 必須ではないが、あれば便利な機材など

オンラインレッスンを始めるにあたり、より快適なレッスンを行うことが出来る便利な機材などをご紹介します。

2-2-1. マイク

現代のスマートフォンやタブレット、パソコンに附属のマイクは高性能なので、あらためて準備しなくても問題はありません。しかし楽器のレッスンで楽器用と話し声を別でとりたい場合や、近所のカフェなど多少の雑音がある場所で話をしたい場合などには用意した方がよいこともあります。

2-2-1-1. 最小限のマイク機材

カメラ同様、まずは最小限の準備でオンラインレッスンを始めたいという方は、デバイスに付属のマイクを利用しましょう。

2-2-1-2. 講義形式のレッスンにおすすめのマイク

皆さんも経験があるかもしれませんが、デバイス付属のマイクは広範囲に音を拾ってしまうため、例えば周りに少しでも音があるとメインの音声に影響が出てしまいます。 それを防ぐためにはピンマイクやヘッドセットマイク、USBマイクといったパソコンやデスク環境と相性が良いマイク機材を別途用意するのがおすすめです。

2-2-1-3. 音楽のレッスンにおすすめのマイク

音楽系のレッスンに関してはやはり、繊細な音を拾わなくてはいけないのでマイクにこだわりたい所です。 まず一般的なのはダイナミックマイク。カラオケ店に置いてある形状のマイクです。 電源不要で、ミキサーやオーディオインターフェースなどの音響機器に接続するだけで利用が可能です。 また、もっと音質にこだわりたいのであれば、コンデンサーマイクを用意しましょう。

2-2-1-4. 運動系のレッスンにおすすめのマイク

運動系のレッスンは体を大きく動かしますので、ワイヤレスで体に装着できる機材であることが大切です。 前述のピンマイクやヘッドセットマイクに加え、マイク内蔵型のワイヤレスイヤホンなどなるべく軽く、かつ動いても外れにくいマイクを選びましょう。

オンラインレッスンのマイクについてはこちらの記事もご覧ください。
オンラインレッスンのマイク【音声品質の向上におすすめ】
オンラインレッスンの音質改善!設定、機材でこんなに変わる!

2-2-2. ヘッドセット

音声があまり重要でない種類のレッスンであればパソコン内蔵のマイクでも構いませんが、例えば語学教室など「繊細な音」が大事になるレッスンを行う場合には、ヘッドフォンとマイクがセットになっているヘッドセットを使用すると口元で音声を拾えるので正確な発音や息づかいを伝えられます。

無線接続のヘッドセットはノイズや音ずれが大きい場合がありますので有線のものを選ぶと良いでしょう。

2-2-3. 広角レンズ

ダンスなど大きく動くレッスンをする場合には、狭い部屋の一室などカメラからの距離を長く取りづらい場合でも広い範囲を撮影することができる広角レンズがあると便利です。

2-2-4. パソコンスタンド・スマートフォン用三脚

ノートパソコンを置いて角度を調整できるパソコンスタンドやスマートフォン用の三脚があると、カメラ位置の調整などに便利です。

オンラインレッスンのスマホスタンドおすすめ3選

3. オンラインレッスンを始める前に準備するソフト・アプリ

オンラインレッスンで使われることの多い代表的なオンライン会議ツールをご紹介します。それぞれに操作のやり方や長所が異なるのでレッスンでやりたいことと、ツールの機能、生徒さんの導入のしやすさなど、総合的に考えて使用ツールを決めると良いでしょう。

ひとつのツールに不具合があった際に困らないよう、先生側・生徒さん側で複数のツールに対応出来るようにしておくのもおすすめです。

3-1. Zoom(ズーム)

現在最も勢いがあり、利用者も多いZoom(ズーム)はオンラインレッスンでもよく使われています。主催者はミーティングを予約し、発行されたURLをメール等で参加者にシェア、参加者はそのURLをクリックするだけでレッスンに参加できますのでパソコン等の操作に慣れていない層の生徒さんにも使いやすいツールです。

ユーザーごとに固定のURLを発行出来ますので、一度生徒さんにURLを伝えれば、レッスンごとに新しいURLをお知らせする必要がありません。自分のデバイスへ保存ができる録画機能がついていることや、Google等のカレンダーと連携すると予定にURLを自動登録できるのもポイントです。

ZOOMは2人(1対1)の場合は、無料で時間が無制限で利用可能でしたが、2022年5月2日からは無料の場合、一律40分という使用制限になりました。オンラインレッスンの多くは40分以上かかる事が多いと思います。また、レッスン自体は30分だとしても、その後のアフターフォローの時間に終了してしまう事はできるだけ避ける為に、基本的にZOOMは有料プランを使う事をお勧めします。(月額1,600円(税別))
(参照:Zoom公式 https://zoom.us/pricing

Zoomを利用したオンラインレッスン開催の手順 【先生必見】

3-2. Skype(スカイプ)

オンラインコミュニケーションツールとしては老舗の「Skype」が提供するビデオ通話サービスです。 主催側、参加者ともにアプリのダウンロードもアカウント登録も不要、招待リンクに有効期限がないことなどで手軽に利用できます。ビデオ通話の記録は30日間のみクラウドに保存されます。

(参照:Skype公式 https://www.skype.com/ja/free-conference-call/

3-3. FaceTime(フェイスタイム)

iPhone、iPad、iPod touchなどiOSを搭載しているスマートフォンやタブレット、Macintosh(通称Mac)コンピュータ間で通話やビデオ通話ができるFaceTime。 Appleデバイスに標準で入っている機能なので、アプリをインストールする手間もかからず特別な設定も不要です。

AndroidやWindowsパソコンへのビデオ通話はできないため使える人は限定されますが、対応機器があれば選択肢のひとつとして用意しておくのもよいでしょう。

音質が良いことから楽器、ボイストレーニングなどのオンラインレッスンでは選ばれることも多いツールです。 録画の機能はありません。

参照元:FaceTime公式(http://iphone.f-tools.net/Two-SmartPhone/Denwa-App-Onshitu.html

3-4. LINE(ライン)

普及率の高い「LINE」もグループを作成しビデオ通話をすることで、オンラインレッスンが可能です。アカウントは必要ですが、スマートフォンを持つほとんどの人が持っているためオンラインレッスンにも導入しやすいツールです。グループでのビデオ通話は時間制限無しで最大500人まで参加できます。録画はできません。

画面や動画をシェアしながら通話することが出来る「みんなで見る」機能は楽譜やお手本動画を見ながら解説するなど、やり方次第でオンラインレッスンに活かせるでしょう。

参照元:LINE公式(https://guide.line.me/ja/chats-calls-notifications/calls-and-chatlives/videocall-pc.html
参照元:LINE公式 (https://guide.line.me/ja/chats-calls-notifications/calls-and-chatlives/group-calls.html

オンラインレッスン初心者ならLINEがおすすめ! はじめかた方ガイド

3-5. その他

その他にもオンラインレッスンができるツールとして「Facebook Messenger Rooms」「Google Meet」「Microsoft Teams」など様々なものがあります。

現在オンライン会議ツールは既存のものに新機能が追加されたり、新しいものが次々リリースされたりしています。ひとつのツールにこだわらず、色々と試してみるのもよいでしょう。

4. オンラインレッスン構築の流れ

オンラインレッスンを始める際、どのような流れで生徒さんを集客し、開催するのかを簡単にご紹介します。

・レッスン案内と集客
お教室のホームページやSNS、オンラインレッスン紹介サービスの宣伝ページなどでオンラインレッスンの集客をします。 レッスン内容・スケジュール・時間・料金・決済方法・使用ツールなどを明記します。オンラインとはいえ多くの人にレッスンの存在を知ってもらう環境を作るため、チラシを用意するのもまだまだ有効なやり方です。

・予約、お申し込み
レッスン予約システムやメール、電話、SNS等で予約を受け付けます。 現在レッスン予約システムは多数展開されています。無料で使えるものもあり利用する先生も多いです。詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

オンラインレッスンの予約システムなら!取り入れるべきおすすめ6選

・レッスン料金の決済
個人間送金や集金が無料でできる「PayPal」などオンラインで決済できるサービスを利用してレッスン料金の決済をするのがおすすめです。 オンラインでの集金に抵抗がある生徒さんが想定される場合は、銀行振込などいくつか選択肢を用意して生徒さんに選んでいただくのも良いでしょう。支払い方法についても詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

オンラインレッスンの集金・決済方法とシステムまとめ【2022年版】

・レッスン受講方法を確認、サービスへの誘導
生徒さんに予約確定メールを送ります。レッスン日程・時間や注意事項に合わせてメール本文にZoomの受講URLやパスワードなど必要な情報を記載しましょう。予約確定メールの他レッスン前日には確認メールを送ることで、生徒さんのうっかり忘れを防止できます。

・事前接続テスト
生徒さんの環境でオンラインレッスンを問題なく行えるかどうか、事前に接続テストをおこなうとトラブル回避になります。

※Wi-Fi無線は、時間や環境によっては突然回線速度が落ちたり、切れたりする場合が多々あるので、初期費用はかかりますが有線LANで接続する事をお勧めします。

光回線工事目安:15,000円~50,000円
実質無料になるキャンペーンをうまく活用して光回線を家に設置しましょう。

・レッスン開始
当日受講URLにアクセスし、レッスン開始です。

5. ジャンル別オンラインレッスンのやり方マニュアル

Zoomでヨガのオンラインレッスンを開催するための完全ガイド

料理教室をオンラインレッスン化!基本のやり方をご紹介

[オンラインダンスレッスンのやり方]Zoomアプリ・マイクや著作権について

[ハンドメイドのオンラインレッスンやり方ガイド]Zoom・機材などについて

6. 趣味なび大学 創業スクールとは

オンラインレッスンの始め方として、自分でゼロから調べていく方法の他に、体系立てて組まれたカリキュラムを学ぶ方法もあります。
いろいろなサイトや情報から自分で取捨選択すると、かえって時間がかかったり迷ってしまったりする、といったタイプの方や、誰かに教えてもらうことで安心感や自信を持ちたい、という方にはとてもおすすめな方法です。

6-1. 学びたい人と講師をつなぐ『趣味なび』

『趣味なび』は全国の趣味やまなびの教室、ワークショップ、オンラインレッスン情報を多数掲載している日本最大級の趣味さがしマーケットプレイスです。オンラインで参加お申し込みやお問い合わせが可能で、学びたい人と先生をつないで13年以上。趣味のお教室を応援しつづけています。

6-2. 教室運営講座『趣味なび大学 創業スクール』

『趣味なび大学 創業スクール』は『趣味なび』が、お教室を運営されている方、これからお教室を始めたい方へ向けて、お教室運営を成功に導くための知識や考え方、データ、アドバイスを提供している【新・教室運営講座】です。

オンライン講座」ではおすすめの機材やソフトの選定・準備、決済方法 のほか料金設定、SNS活用法、具体的ですぐに役立つ集客方法など、わからないことやお悩みの解決につながる実践的な内容をお届けしています。
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7. 終わりに

この記事ではオンラインレッスンの始め方について簡単にご紹介しました。準備する機材やアプリ、全体の流れをご理解いただけたのではないでしょうか。
オンライン会議ツールや予約システム、決済システムは無料で使えるサービスが多数展開されており、個人でもオンラインレッスンを開催するハードルは下がってきていると言えます。ぜひ生徒さんにも喜ばれるオンラインレッスンを始めてみてください。

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