最終更新日 2021.02.25

オンラインレッスン開催のメリットとデメリット

オンラインレッスン開催のメリットとデメリット

気軽に外出することが出来なくなった2020年以降、イベントや習い事の「オンライン授業」の需要が高まっています。オンラインで教室を開いてみたいけど、自分の行っているレッスンは本当にオンラインに向いているの?対面レッスンとオンラインレッスンを比較してから決めたい…とお考えの先生も多いのでは?今回の記事ではオンラインレッスン開催のメリットとデメリットを先生側・生徒側・双方向からご紹介します。

この記事を読めば、オンラインレッスンの良い面だけでなく、起こりがちなトラブルを含めオンラインレッスンの良くない面も事前に知ることができます。ご自身のお教室は今後オンラインレッスンをするべきなのか、比較材料の1つとしてお役立てください。

1. オンラインレッスン開催のメリットとデメリット

オンラインレッスン導入にあたり、対面のお教室と比べてどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

2. 先生側のメリット

まず、先生側のメリットを見ていきましょう。会場費や交通費といったコスト面はもちろん、集客のしやすさやスキルアップなど様々なメリットがあります。

2-1. 会場費・交通費が不要

お教室の運営、レッスン開催ではじめに行わなければならないことが「場所の確保」です。オンライン開催にすることにより、ご自宅の一角を使っての授業やレッスンが可能に!ご自宅でレッスンを行うならば移動もありませんので、もちろん交通費も不要。会場を探したり、予約をしたりする手間も省けます。さらにその分レッスン費用をお手軽な価格設定に変更したりと、生徒さんにとってもメリットがいっぱいです。

2-2. 集客力UP

先ほどの開催場所の話とも関わりますが、オンラインレッスンは基本的にインターネットに接続できる環境があれば日本中、世界中の方が先生のお教室に参加する事が出来ます。生徒さんになってくれる可能性のある人の数が一気に増えるのも魅力の1つです。

2-3. 先生ご自身のスキルアップ

「今日のレッスンは時間が足りなかった…」もしくは「時間が余ってしまった…」そんな経験をした先生も多いのでは?特にグループレッスンを行う際の毎回の時間配分は難しいですよね。
オンラインでレッスンをするときには「リアルタイム型」と「動画配信型」の2つからやり方を選ぶことができます。

・「リアルタイム型」とは、オンライン会議システムなどを使って、約束したその時間に生徒さんと顔を合わるやり方です。
・「動画配信型」とは、事前にレッスンビデオを録画・作成しておいて、そちらを生徒さんの好きな時間に見ていただくやり方です。

この「動画配信型」のオンラインレッスンならば、何度でも撮り直し可能。時間配分に気を使う必要がありませんし、失敗してもやり直せるので安心です。また普段は見る事のない自分の話し方やレッスンのやり方を録画して客観的に見ることで、お教室のクオリティチェックの時間にも出来ます。また、こういった動画教材を撮りためて準備しておけば、実際に先生が実働していない時間帯でもこの教材たちが先生の代わりにお金を産んでくれる可能性があります。

3. 先生側のデメリット

良い面だけではなく、デメリットを確認しておくことも大切です。ここではオンラインレッスン開催時のデメリットと、その対策についてご説明していきます。

3-1. 開催準備

オンラインレッスンを開始するには、パソコンやスマホ、スマホスタンドなど機材やデバイスを新たに準備すること、ツールやソフト・アプリの使い方の習得など新しい知識を得ることがまず必要になります。
オンラインレッスンの準備についてはこちらの記事もご覧ください。
[オンラインレッスンの作り方]機材や教材の準備~開催まで
[オンラインワークショップのやり方]アイスブレイクの方法やコツ

3-2. レッスン内容

特に「リアルタイム型」でレッスンをしようとしている先生がたに気をつけていただきたいことが機材のトラブルです。例えば、音がうまく出なかったり、映像が途中で途切れてしまったり。このような機材のトラブルはオンライン開催したとき必ずついて回る悩みの1つです。

もしもに備えて、
・生徒さんに協力していただき事前に音声や映像の接続テストをしておく
・機材が突然動かなくなったときの代替手段やレッスン方法を作っておく
などの対策を取っておきましょう。
オンラインレッスンのトラブルと対処法についてはこちらの記事もご覧ください。

3-3. 当日の集客

意外と知られていないのがオンラインレッスンの「キャンセル率の高さ」。対面のレッスンと比べオンラインレッスンは参加するのも気軽ですが、キャンセルも気軽です。「あんなに予約があったのに当日はこれだけ…」ということもしばしば。予約やお申し込みの数に安心せず、開催当日までワクワクを維持できるように生徒さんと密なコミュニケーションを心がけましょう。

4. 生徒さん側のメリット

4-1. 開催日時や場所の自由

場所の制約が無いので、生徒さんは自分にぴったりの先生を世界中から探すことが出来ます。自分のレベルに合わせて、教えてもらいたい内容だけをピンポイントで選ぶことも可能。どうしても受けたかったあの先生の、あのレッスンが、どこにいても受講可能なのはオンラインのうれしい所ですよね。

4-2. 心理的ハードル

対面レッスンと比べてオンラインだと直接先生や他の生徒さんと顔を合わせるわけではないので「あまり緊張しない」という生徒さんが多いです。リラックスできる自宅から参加出来るからというのも、その要因の1つでしょう。その分、今までは敷居が高くてなかなか参加できなかったお教室でも「試しに参加してみようかな」という好奇心が生まれます。

4-3. レッスン内容

比較的お値段がお手頃なのもオンラインレッスンの大きな魅力です。これまでは効率を考えグループレッスンしかしていなかった先生が、マンツーマンレッスンを開催するケースも増えています。マンツーマンレッスンならば、先生が自分のためにアレンジしたレッスンを受講できます。自分の進度に合わせて、進みが速ければ一度ストップしてもらったり、途中で質問を挟んだり、満足度の高いレッスンになること間違いなし。

特に英会話やボイストレーニングなど「グループだと恥ずかしいな」と思ってしまうようなものでも、マンツーマンならばハードル低く始められますよね。

5. 生徒さん側のデメリット

メリットがあれば、当然デメリットもありますが、事前にしっかり確認しておくことで、十分にカバーすることが可能です。

5-1. レッスン継続へのモチベーション維持

対面レッスンでは、教室まで移動して会場に入ってしまえば目の前に先生がいますし、もう受けるしかない環境でした。しかし自宅で受講するとなると、目の前には誘惑がたくさん…。ついレッスンから離脱してしまいたくなることも。

モチベーションが保てるか心配な方は

  • ・オンライングループレッスンで友人を作る
  • ・レッスンの終わりに、次回までの具体的な目標を先生と決める
  • ・一回きりのレッスンではなくて、定期コースのレッスンに申し込む

などの対策を取っておくことをおすすめします。

5-2. ITリテラシー

また参加する側の生徒さんも、ある程度のITリテラシー(知識)が必要です。オンラインレッスン導入期は先生側が詳しくやり方を教えてくれる事が多いですが、それも先生によってフォローの度合いが違います。中には「知っている前提」で当日話が進むことも。まずはオンラインレッスンで利用するツール、基本的な使い方、必要な機材やよく起こるトラブルなどを生徒さんご自身でも勉強することが必要です。

6. 終わりに

いかがでしたか?
今回の記事ではオンラインレッスン開催のメリットとデメリットをご紹介いたしました。オンラインレッスンの良い面だけでなく、悪い面や対応策を考慮した上で、ご自身のレッスンをオンラインにするべきか否か、比較検討していただけたら幸いです。

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