病気になる前の"未病"の段階で、美容と健康の相談ができる身近な存在——それが、一般社団法人アロマ・リンパセラピスト協会(ALTA:Aroma Lymphatic massage Therapist Association)が目指すセラピスト像です。
AI時代だからこそ価値が高まる「触れるケア」。その魅力は、単なるリラクゼーション技術にとどまらず、解剖生理学に基づいた知識と、相手に寄り添う心の両立にあります。
今回取材したのは、2013年設立の一般社団法人アロマ・リンパセラピスト協会。現在は全国に130名の会員を擁しています。
特別な道具も場所もいらない"手のひら一つ"の技術は、家庭で大切な人を癒したい人から、プロのセラピストを目指す人まで、幅広い層に向けた講座を展開しています。会長・理事を務める福場美知留さんに、その魅力と可能性を伺いました。
美容から健康へ。リンパケアにたどり着いた協会設立の原点
——一般社団法人アロマ・リンパセラピスト協会を立ち上げられた背景を教えてください。福場さん:もともと私自身がエステティシャンの養成をしていました。育てて開業させたり、サロンに勤めさせたりと、教育に携わっていたんです。
でも、顔だけを美しくするということは不可能で、やはり健康が大元のところにあると気づきました。健康といえば免疫力を上げること、免疫といえばリンパ系器官。そこからリンパケアにたどり着きました。
リンパケアを教育することで、周りの人を元気にする。そういうところからアロマ・リンパセラピスト協会は始まりました。リンパケアが最も大切であるというのが協会の原点ですね。
——セラピストにとって「知識を持つこと」にはどのような価値があるとお考えですか?
福場さん:知識があれば、自信を持ってお客様に接することができます。そして、その自信が信頼につながっていく。知識がなければ上達もしないんですね。
ですから、知識を習得することがセラピストにとって最も大事なことではないかと考えています。

免疫機能の維持をサポートするリンパケア。誰でもできる"触れる"健康法とは
——日常でできる、リンパケアのポイントはあるのでしょうか?福場さん:首周りにはリンパ節がたくさんあって、外から入ってくるウイルスや病原菌に対応する役割があります。ある専門医の先生は「首周りを日常的にケアすることが大切」とおっしゃっていました。
小腸の周りにも多くの免疫細胞が集まっていると言われています。お風呂に入ったら必ず、お腹をやさしくさする習慣を取り入れている方もいますし、足の付け根のリンパ節を押す方もいます。
リンパの知識があると、日々のセルフケアが楽しくなると思います。
——協会では「ちょっぴりんぱ(ちょっぴりの時間でリンパケア)」という取り組みもされているそうですね。
福場さん:そうなんです。毎日1〜2分、お風呂上がりに肌をさすったり撫でたりするだけ。
特別な道具も必要ありません。協会ではこれを「ちょっぴりんぱ」と呼んで、イラスト付きで会報誌やホームページでも紹介しています。
自分でできることを自分でやる。小さなことから始めて、全身のケアへと広げる。ちょっとしたアドバイスのできるセラピストが重宝される世の中になっていけばいいと思っています。

家族の絆が深まる。ハンドマッサージがもたらす幸せホルモンの力
——家庭ではどのように活かせるのでしょうか?福場さん:例えばハンドマッサージは、誰でもできる簡単な手技です。でも、効果を知って行うのと、知らないで行うのとでは全く結果が違うんですね。
ハンドマッサージは受ける人はもちろん、する人にも幸せホルモンである「オキシトシン」が出ると言われています。
「今、幸せホルモンが出ているんですよ」と伝えながらマッサージするのと、ただ「気持ちいいでしょ」と言ってやるのとでは、受け手の満足度が変わってくるんです。

——言葉がけ一つで、ケアの質が変わるんですね。
福場さん:最近は子どもも学校でストレスを受けることが多いですよね。
お風呂上がりに「順番に1分ずつハンドマッサージしてから寝ようね」と家族で実践してもいい。ご主人が疲れて帰ってきたら、食事の後にちょっとハンドマッサージしてあげる。
その時に「今、幸せホルモンが出てるからね」と話すだけで効果が違ってきます。意味が分かっていないと、なんとなく終わってしまいますが、大切なことだと伝えながら行うとより質の高いマッサージになります。
未経験でも安心。レベルに合わせたマンツーマン指導
理論から丁寧に学べる安心の少人数制
——業界未経験から始める方も多いのでしょうか?福場さん:未経験の方は多いですね。一般社団法人アロマ・リンパセラピスト協会の講座は、まず理論ありきです。
認定講座では、最初に理論の動画視聴をしていただいてからスタートする流れです。体の仕組みに興味を持っていただいた段階で、担当講師との対面講習に進みます。
——技術の講座はすべて対面なんですね。
福場さん:資格取得に関わるものは対面が原則です。マンツーマン、または多くても2~3名という少人数でしっかり学んでいただいています。
セラピストとしての質を保つためにも、力加減などは必ず対面で確認するようにしています。

少人数制で、理念からしっかり学びます。分からないところもその場で質問できる雰囲気です。
一人ひとりに合わせたカリキュラム構成
——受講者のレベルに差があると思いますが、どのように対応されていますか?福場さん:講座が始まる前に、受講生のレベルを確認しています。
初心者なのか、すでにセラピストとして活躍されている方なのか、医療従事者なのか。マンツーマンだからこそ、その人に合わせてカリキュラムを構成できるんです。
他のスクールで学んだ方が来られると、理論をここまでしっかり学ぶことに驚かれる受講者も多いですね。
理論を学ぶと、自分がやっている技術の意味がすべて分かってきて「一生の仕事としてリンパセラピストを選べるようになった」という方もいらっしゃいます。
——初心者の方が学びやすい講座もあるそうですね。
福場さん:「1day」講座から受講される方もいます。初級・中級・上級とレベル別の講座があって、1日で修了証が発行されます。
テストはありませんので、「私にセラピーってできるのかな」という方が、まず手から触れてみる体験から始められます。
この講座を受けてみて面白いと感じ、資格取得を目指される方も多いです。技術動画も併せて提供しているので、講座が終わった後も繰り返し復習できます。

——オンラインで参加できる場もあるのでしょうか?
福場さん:協会が主催している勉強会(ALTA塾)を隔月で行っていて、こちらは対面とオンラインのハイブリッドで開催しています。基本的には理論の講座が多く、時々技術のワンポイントアドバイスも行います。
資格を取得中の方でも、まだ取得していない方でも、誰でも参加可能です。セラピストではなくても、体や健康に興味がある方は気軽に受けていただけるようにしています。
趣味から本業まで。自分らしく働けるセラピストの道
趣味から始めて、輪が広がっていく
——受講される方はどのような目的の方がいらっしゃいますか?福場さん:趣味でやるという方もいれば、専門性を極めたいという方もいます。両方に対応できるコースを用意しています。
家庭や身近な方にやっていくうちに、「他の人にもやってあげたい」という気持ちが出てきたり、受けた方が「気持ち良かった」と友人を紹介してくださったり。そうやって輪が広がって、「じゃあ、ホームサロンからスタートしようかな」という方もいらっしゃいます。
もちろん、初めからサロン経営を決めて技術研修に入られるというケースもあります。ビジネスとしてしっかりビジョンを持って来られる方もいれば、まだ自信がないので周りの人から始めたいという方もいます。
——会員の方はどのような場で活動されていますか?
福場さん:PTAのお母さん向けにハンドマッサージ講座を開催したり、地域のセミナー会場を借りて講座を行ったりという活動をしています。
講座で学んだことを家庭に持ち帰り、お子さんやご家族のケアに活かすことで、学びが日常に根付いていきます。

何歳からでも始められ、働き方の自由も叶う
——働きながら学ぶ方も多いのでしょうか?福場さん:お仕事をしながら、週末だけセラピストになる方も増えています。
月曜から金曜は会社に勤めて、土日は人を癒す「週末セラピスト」という形で活動されている方もいらっしゃいますよ。
週末セラピストを半年、1年と続けていくうちに、本業にシフトしていく方もいます。
——年齢を重ねてから始める方もいらっしゃいますか?
福場さん:60代、70代から始める方もいらっしゃいます。人生経験が豊富な方は、施術しながらのアドバイスや、相手の痛みが分かるという点で強みになります。
人間性は技術にも表れるため、年齢を重ねてからでも活躍しやすく、体が動く限り続けられる仕事です。
セラピストは孤独じゃない。支え合い、プロとして学び続けるコミュニティ
卒業して終わりではない。ずっと続くサポートと仲間
——卒業後のサポート体制について教えてください。福場さん:受講が終わった後もフォローが手厚いのが、協会の特徴なんです。セラピストとしての活躍を、担当講師も協会も応援し続ける立ち位置でいたいと思っています。
「最近どう?」と声をかけた時に「技術がマンネリ化してきた」という答えが返ってきたら、「この技術を取得して、オプションメニューを増やすといいよ」とアドバイスをすることもあります。
——卒業して終わりではないんですね。
福場さん:はい。セラピストのコミュニティにも力を入れていて、気軽な茶話会や忘年会を開くこともあります。セラピストは孤独になりがちな職業なんですよね。でもうちには仲間がいる。結構おせっかいなおばちゃんが集まっていて、出し惜しみが全くありません。
商材のことや経営のこと、集客のことまで、みんなで情報交換しています。SNSを見ると、孤独なセラピストたちが「こういう時、皆さんどうしてますか?」とつぶやいているんですよね。
もちろんオンラインで答えてくれる人もいると思いますが、対面で集まって、温かさを感じながら情報交換できるのは、あまり他にはないところだと思っています。
ネット時代だからこそ必要な、正しい知識とプロの言葉
——今の時代、セラピストに求められることは変わってきていますか?福場さん:最近はインターネットで何でも分かる時代です。体のことや健康のことは、情報が溢れています。そういう中で施術やカウンセリングをしていくと、お客様は帰ってから調べることもあります。
「今日のアドバイス、ちょっと違うんじゃないかな?」というのは、すぐに分かってしまう。だからこそ、正しいことをしっかり伝えることが大切になってくる。そこがやっぱり原点ですね。

正しい知識を、マンツーマンで丁寧に教えていきます。
——会話をしながら施術をされるのでしょうか?
福場さん:割とそういうことが多いですね。悩みを聞きながら、「痛いところありませんか」「辛いところありませんか」と。雑談もしますけれど、その雑談の中に、プロとしてのアドバイスを必ず入れましょうとよく言っています。ただ世間話で終わるだけではなく、そこに必要な情報を入れていくのが本物のセラピストだと考えます。
「かかりつけセラピスト」として地域に根ざす。代表が語るセラピストへの想い
——協会として「かかりつけセラピスト」を大切にされている背景を教えてください。福場さん:未病の段階で相談できる、地域に根ざした「かかりつけセラピスト」を目指しています。美容と健康のことなら「ここに行けばいいよね」と思ってもらえるような、ハードルの低い身近な存在でありたいと思います。
——最後に、資格取得を検討している方へメッセージをお願いします。
福場さん:医療費が逼迫しているという話も多く聞かれる時代。多くの方が不調を感じているんですよね。だからこそ、自分の大切な人、周りの人に健康を提供してあげてほしいんです。
それが社会問題を減らしていく一歩になると思います。そのためにも、しっかりとした研修を受けてほしい。理論と技術を正しく身につけ、確かな知識を提供できるセラピストになっていただけると嬉しいなと思っています。
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