そんな常識とは正反対の考え方を掲げているのが、一般社団法人 五色ダイエット協会です。
代表理事の伊藤あずさ氏が伝えているのは、「5つの色を食事に取り入れる」という、驚くほどシンプルなルール。運動やカロリー計算、糖質制限に頼ることなく、日々の食事そのものを通して体と向き合っていくメソッドです。
ラーメンや揚げ物、お酒も特別に禁止しない。それでも、5つの色を意識するだけで、なぜ心まで満たされながら痩せていくのでしょうか。

(左)一般社団法人 五色ダイエット協会の代表理事である伊藤あずさ氏、(右)共同経営者として運営を支える伊藤之浩氏
今回は、一般社団法人五色ダイエット協会の代表理事である伊藤あずさ氏と、共同経営者として運営を支える伊藤之浩氏に、メソッドの全体像から誕生の背景、パーソナルダイエットカウンセリングや養成講座、そして今後のビジョンまで、詳しく話を伺いました。
運動も食事制限もいらない。世の中のダイエットと真逆の「五色ダイエット」とは

――まず、「五色ダイエット」とはどのようなメソッドなのでしょうか。
五色ダイエットは、「5つの色を食事に取り入れるだけ」というシンプルなメソッドです。
大学で東洋医学を学んだ経験から、陰陽五行の考え方をベースに、色と体のバランスの関係に着目しました。
食事の量やカロリーを細かく管理するのではなく、色を意識して食事を整えることで、無理なく体の内側から整う感覚を大切にしています。
――他のダイエットとの最大の違いは、どこにあると感じていますか?
世の中にある多くのダイエットとは、考え方そのものが真逆なところですね。
運動を必須とせず、カロリー計算もしません。食べたいものを我慢することもありません。場合によっては、「野菜を減らしてください」とお伝えすることもあります。
――野菜を減らす、というのは少し意外です。
そうですよね。「野菜を減らす」と聞くと、驚かれる方も多いと思います。
実際、私自身はカルボナーラを2人前食べても体重を維持していますし、ケーキや甘いものも日常的に食べています。講師の方々も、アルコールを楽しみながら結果を出しています。知識に基づいて食べるものを選択していけば、きちんと体は変わっていくのです。
他のダイエットスクールでは「何でも食べていい」と言われて始めたものの、実際には制限が多かった、という話を耳にすることも少なくありません。
でも五色ダイエットでは、「私自身ができないことは教えない」というルールを大切にしています。制限が前提の方法は、私自身が続けられなかった経験があるので、取り入れていません。
家族まるごと整う。ダイエットの先にある「食育」と「健康」
――実際に五色ダイエットを続ける中で、どのような変化がありましたか。大きな変化として感じているのは、家族全体が無理なく整っていくことです。
五色ダイエットは、誰か一人のための特別な食事を用意するのではなく、日々の家庭の食卓をベースに考えていきます。そのため、家族全体が自然と健康になっていきます。
実際、主人も結婚後に特別なダイエットをしたわけではありませんが、結果的に7kgほど体重が落ちました。私たちは12歳差ですが、今も比較的若々しくいられるのは、毎日の食事の積み重ねが大きいと感じています。
また、「色」を軸に考える方法なので、誰にとっても分かりやすいのも特徴です。小学生でも理解できるため、講師のお子さんが「今日は学校で黄色があまり出なかった」と言って帰ってきて、「じゃあ、おやつに芋を食べる」と自分で調整することもあるそうです。
――まさに食育ですね。
そうですね。特に、ティーンエイジャーの子どもがいるご家庭には、ぜひ知っておいてほしい考え方だと思っています。
女の子は、生理が始まる時期と「痩せたい」という気持ちが重なりやすいものです。そのタイミングで無理な制限をしてしまうと、生理が止まってしまい、将来的な体調不良につながる可能性もあります。
正しい知識があれば、体重に悩んだときや体調の変化を感じたときにも、自分の体と冷静に向き合えるようになります。
五色ダイエットは、痩せることだけでなく、家族の健康や将来まで含めて考えられる食事の在り方を大切にしています。
9割がリバウンドする現実。本当の意味でのサポートを目指し、協会設立へ

――協会を立ち上げた背景や、理念について教えてください。
私が育った家庭は、私以外の家族全員が体重100kgを超えている環境でした。
両親は大きな病気も経験しており、「太ること=不健康」という価値観が、私の中に自然と根付いていたのです。その影響で、中学生・高校生の頃から体型に強いコンプレックスを抱いていました。
運動や食事制限、エステ、サプリメントなど、思いつく限りのダイエットを試しましたが、結果は一時的に痩せては戻る、その繰り返しでした。
そんな中、20代半ばの頃にスポーツジムの受付として働くようになります。約1,500人の会員を日々目にする中で、「本当に体型が変わった」と感じられたのは、わずか5人ほどでした。
この経験から、運動だけに頼るダイエットには限界があると感じました。
――そこから、どのように今の活動につながっていったのでしょうか。
その後、自分自身も実践して効果を感じていたプロテインダイエットをきっかけに、指導する立場として多くの方をサポートするようになります。
2か月で10kg前後体重が落ちる方は多いものの、プロテインをやめると元に戻ってしまう。費用面の負担や、家族と別々の食事になることがストレスとなり、継続できなくなるケースも少なくありません。
結果として、リバウンドしてしまう方は9割以上にのぼっていました。その現実を前に、「一時的に体重を落とす方法を伝えるだけでは、本当の意味でのサポートにはならない」と強く感じるようになりました。
必要なのは、目先の体重変化ではなく、「続けられる」食事の考え方そのものを正しく伝えること。個人の経験にとどめるのではなく、学びとして体系化し、広げていく。そのための形として、協会という選択に至りました。
「色」だから続く。五色ダイエットの脳科学的アプローチ
――忙しいと食事が偏ってしまう方も多いと思います。五色ダイエットの「手軽さ」のポイントはどこにあるんでしょうか?五色ダイエットは、料理が苦手な方や、忙しくて時間が取れない方でも続けられるように設計しています。
私自身、料理が得意ではなく、普段の食事はほとんど主人が作ってくれています。だからこそ、「完璧を目指さなくていい」「色を意識するだけでOK」というルールにしました。
たとえば、きゅうりをかじれば緑としてカウントできますし、赤色ならコンビニで売っている冷凍餃子を解凍したものでも十分です。禁止食品は一切ありません。ラーメンも、お酒も、ケーキも、食べたいものを我慢する必要はないんです。
――コンビニの食事でも、意識して選べば問題ないということですか?
はい。実際に、コンビニ中心の食事だけで20kg近く体重が変わった方もいます。コンビニでも、「どの色が足りていて、どの色が不足しているか」という視点で選ぶだけで、無理なく整っていきます。
「今日は何を買おうかな」と楽しみながら選べるようになる方も多いですね。
――“ちゃんと作らなきゃ”というプレッシャーがなくなるのは大きいですね。
そうなんです。「ちゃんとやらなきゃ」「完璧にしなきゃ」という思考は、脳にとって負担が大きく、続きません。
五色ダイエットは、誰でもできる小さな行動を積み重ねる設計にしているので、無理なく習慣になります。その結果、意識しなくても自然と整っていく。それが、五色ダイエットが続く理由であり、脳科学的なアプローチでもあります。
あなたに合わせた「正解」を一緒に探す。パーソナル・ダイエットカウンセリング
――続いて、協会が提供するプログラムについて教えてください。まずパーソナル・ダイエットカウンセリングでは、どのようなサポートを行っていますか?まず、なぜ五色ダイエットで体が変わっていくのかを丁寧にお伝えしたうえで、陰陽五行の考え方をもとにセルフチェックをしていただきます。
東洋の考え方では、不調のサインは臓器そのものだけでなく、体の“末端”にも現れるとされてきました。
たとえば、肝が弱いとイライラしやすい、春に体調を崩しやすい、爪が波打つ・割れやすいといった特徴が出やすいんです。
そうした傾向から体質を読み取りながら、「5つの色は基本として取りつつ、あなたの場合はこの色を少し多めに意識しましょう」という形で、その方に合った食事の方向性をお伝えしています。
まずは2週間、実際の生活の中で試していただき、合うかどうかを確認します。そのうえで、希望される方が半年間のサポートに進む流れです。こちらから無理に継続をおすすめすることはありません。
――ダイエットってメンタルコントロールも大事なのかなと思います。メンタル面のサポートも含まれているのでしょうか?
五色ダイエットでは、「食べてしまったこと」を責めることはありません。もし食べてしまっても、「また明日、整えれば大丈夫ですよ」とお伝えしています。
我慢を続けるほど、意識は「食べてはいけないもの」に向いてしまいます。すると、どこかで反動が出てしまうんです。
たとえばポテトチップスも、「太るからダメ」と半年間我慢できたとしても、再び食べた瞬間に体重が戻ってしまうことは珍しくありません。
体重を維持するために、一生その食品を避け続ける選択は、現実的とは言えませんよね。
だからこそ、好きなものがあるなら、好きなまま。食べながら整えていく方法を一緒に考える。五色ダイエットでは、その姿勢をとても大切にしています。

――印象に残っている受講生の変化はありますか?
まず印象的なのは、看護師の方の事例です。体重が増えたことで仕事にも支障が出始め、五色ダイエットに参加してくださいました。
食事はほとんどコンビニ中心でしたが、最初の1か月で3.8kg減、最終的にはトータルで18kgの減量に成功しました。健康診断の数値も改善したと聞いています。
現在は、「病気になってからではなく、病気になる前の段階で人を支えたい」という思いから、五色ダイエットの講師として活動されています。
もう一人印象に残っているのが、「60歳から変わる」と決意して参加された方です。外食やお酒を楽しみながらも、1年で20kg以上の減量に成功しました。
ご本人も「人生が変わった」と話されていて、その方は昨年開催した「五色ダイエットグランプリ」で1位に選ばれています。
誰かの変化を支える力を、自分の仕事にする。認定講師 養成講座
――認定講師 養成講座では、どのようなカリキュラムを提供しているのでしょうか?まずは、五色ダイエットの土台となる「5つの色を食事に取り入れる考え方」や、「陰陽五行の基本的な捉え方」から学んでいただきます。
その上で、実際に人をサポートしていく際の注意点や、受講生との関わり方といった点も丁寧に共有しています。
また、講師として活動していく以上、避けて通れないのが集客や仕事の組み立て方です。そのため、「どうやって活動を広げていくか」「自分の強みをどう活かすか」といったビジネス面についても、一緒に考える時間を設けています。
カウンセリングで使用する「痩せ診断」の資料についても、講師の方にはお渡ししており、実際の現場でそのまま活用していただいて構いません。
――かなり実践的ですね。サポート体制も手厚い印象があります。
そうですね。実は、日本時間の11時から12時に、平日毎日コンサルの時間を設けています。
「この生徒さんが今こういう状況なのですが、どう対応したらいいでしょうか」といった具体的な相談にも、その場で答えています。
講師が一人で悩みを抱え込まないよう、いつでも相談できる環境をつくることを大切にしています。
――実際に、講師として活躍されている方も多いのでしょうか?
副業として始めて徐々に本業へ移行される方もいれば、すでに整体やエステをされていて、プラスの事業として取り入れる方もいます。
中には、1年半ほどで完全に本業として独立された方もいますし、エステサロンを経営されていた方が、「月の半分は休みながら、年商1,000万円を超えた」というケースもありました。
私たちとしては、「講師になって終わり」ではなく、その人自身が無理なく、長く続けられる形で活動できることをゴールにしています。
これから作りたい社会。「頭でっかち」をほどいて、その人らしく生きられる世界へ

――最後に、五色ダイエットを通じて、どのような社会を目指していますか?
今後は、ダイエットだけでなく、健康そのものを大切にできる人を増やしていきたいです。
ダイエットに関して頭でっかちになって、「これをしなきゃいけない」「これ以外は0点」と自分を追い込むのではなく、その人らしく、ゆるく“自分なりの正解”を決めていく。
ガハッと笑って楽しく生きて、美味しく食べて、「それでも私は健康なんだよ」と言える社会を目指しています。
食べることを楽しみながら、自分らしい健康と向き合うために
五色ダイエット協会が大切にしているのは、「食べることを我慢しない」ための、驚くほどシンプルな考え方です。5つの色を意識すること。無理に抑え込まず、満たすこと。現在、五色ダイエット協会では、自分の生活や体質に合わせて取り組めるパーソナル・ダイエットカウンセリングと、学びを深めながら活動の幅を広げていける認定講師 養成講座を提供しています。
「何をやっても続かなかった」「もう一度、自分の体と向き合ってみたい」そんな思いが少しでも浮かんだ方は、まずは無料ウェブセミナーから、自分に合った形を探してみてはいかがでしょうか。
我慢するのではなく、満たす。管理されるのではなく、自分で整えていく。その習慣が身についたとき、“ダイエットを探し続ける日々”は、きっと終わりを迎えます。
