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プラスアロマ協会(IAPA)が教える「選ばれる調香師」への最短ルート|アロマを仕事にするには?

プラスアロマ協会(IAPA)が教える「選ばれる調香師」への最短ルート|アロマを仕事にするには?
  • 今回お話を伺った方
    • 一般社団法人プラスアロマ協会 代表理事

      齋藤 智子氏

      精油の機能性とデザイン性を掛け合わせた独自メソッド「アロマ調香デザイン」を提唱。香りの力を暮らしや空間づくりに活かすための教育・普及活動を行い、講座やワークショップを通じて調香の魅力を広げている。

    • 一般社団法人プラスアロマ協会 シニアインストラクター

      関根 加奈氏

      アロマ調香デザインの指導を行い、初心者からプロ志向の受講生まで幅広く育成。講座では多くの香りを実際に嗅ぎながら学ぶ実践型の指導を重視し、調香の楽しさと専門性を伝えている。受講生が学びを仕事やライフスタイルに活かせるようサポートしている。

アロマを「好き」で終わらせるのではなく、「仕事」にしたい――

そう考えたとき、多くの方が「資格」を思い浮かべるのではないでしょうか。

市場が拡大する一方で、趣味レベルの発信者も増え、差別化が難しくなっている今、求められているのは「香りが作れる人」ではなく、「その先の価値を提供できる人」です。

本記事では、一般社団法人プラスアロマ協会(IAPA)の取り組みや育成方針を通して、アロマを仕事にするための現実的なステップと、プロとして選ばれるために必要な視点を掘り下げます。

今回は、プラスアロマ協会(IAPA)のシニアインストラクターである関根加奈氏にお話を伺いました。
プラスアロマ協会(IAPA)の公式サイトへ

プラスアロマ協会(IAPA)設立の背景と理念|独自の「アロマ調香デザイン」とは

プラスアロマ協会の公式サイト画像

――プラスアロマ協会(IAPA)設立のきっかけや背景を教えてください。

関根さん:
代表理事の齋藤が調香の学びを深める中でできあがった「パーソナルアロマ調香」のメソッドを教えてほしいという声があり、調香の技術を広める目的として、理学博士・医学博士の女性と共に2013年に設立しました。

コロナ禍前(2019年頃まで)は、アロマインストラクターやセラピストなど、すでに資格を持っている方の受講がほとんどでした。

しかし、最近では、一から調香を学びたい方や、オフィスワークの傍らで週末の副業にアロマ調香を仕事にしたい方の受講が増えてきています。

コロナ禍を機に、自身のライフスタイルや働き方を見直したり、やりたいことを仕事にしたいという風潮が高まったりした影響で、受講生のニーズが変化してきていると考えています。

――プラスアロマ協会の理念や目的、こだわりも教えてください。

関根さん:
私たちプラスアロマ協会では、天然精油を使った「アロマ調香デザイン®」の考え方をもとに、香りの新たな可能性を広げながら、香りを通じて感性を育み、人と空間を心地よくつなげる活動を行っています。

精油を組み合わせて香りをつくるだけでなく、人や空間、目的に合わせて“香りを設計する”ことを大切にしています。

香りは目に見えないからこそ、素材の理解と構成の技術、その両方が求められます。

プラスアロマ協会の講座風景

プラスアロマ協会の講座風景


天然精油の知識と感性の両面から、調香を体系的に学ぶことができます。

ライセンスは更新制としており、年1回の更新時にも外部講師による講習会を開催しています。

アロマセラピーは「癒し」というイメージが強いかもしれませんが、本協会ではその枠にとどまらず、より広い分野へと活かしていく視点を大切にしています。

そのため、専門分野の知見を取り入れながら、香りの可能性を多角的に捉える学びを提供しています。

プラスアロマ協会の資格の種類


プラスアロマ協会には3つの資格講座があり、それぞれ特徴や推奨レベルが異なります。いずれも、アロマ調香に特化した内容です。

アロマ調香コーディネーター講座およびアロマ調香スタイリスト講座は、対面とオンラインの両方で開催しており、アロマ調香デザインコースは内容に応じて対面とオンラインを組み合わせて実施しています。

現在は全国20か所弱で対面受講が可能で、対面で受講される方が多くいらっしゃいます。

対面講座の特徴は、他の受講生が調香した香りにも触れられる点にあります。同じテーマであっても、仕上がる香りは人それぞれ異なり、その違いを体感することで、調香への理解をより多角的に深めることができます。

プラスアロマ協会の講座風景

プラスアロマ協会の講座風景


プラスアロマ協会の講座風景

一方、オンライン講座は、日本国内はもちろん海外からも受講でき、ご自身のペースでじっくりと取り組める点が特徴です。

また、オンラインでも学びの幅を十分に確保できるよう、中級のアロマ調香スタイリスト講座では60種類程度の香りを扱うなど、内容を工夫しています。

それぞれの受講スタイルに応じて、目的や環境に合わせた学び方を選択していただけます。
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対面ならではの魅力はありつつも、通うのが難しい方にとってはオンラインも魅力的な選択肢ですよね。

【プラスアロマ協会の講座一覧】
講座名 資格・ライセンス名 レベル 講座内容 おすすめな人
アロマ調香コーディネーター講座 アロマ調香コーディネーター 入門レベル アロマ調香の基礎 ・香りのブレンドに興味がある方
・アロマ調香初心者
アロマ調香スタイリスト講座 アロマ調香スタイリスト 中級レベル アロマ調香の基礎から応用 ・アロマの知識がある方
・将来的に「調香」を仕事にしたい方
アロマ調香デザインコース アロマ調香デザイナー 上級レベル 実戦的なアロマ調香 ・アロマ調香を仕事にしたい方
・スキルアップを目指す方

関根さん:初級者向けの「アロマ調香コーディネーター講座」は、趣味目的で受講される方が多い傾向です。

中級・上級者向けコースになると、お仕事目的の方の割合が増えます。

全体では、趣味で受ける方と仕事にしたい方が半々な印象です。

アロマ調香コーディネーター講座【初級者向け】

アロマ調香コーディネーター講座【初級者向け】

関根さん:アロマ調香コーディネーター講座は、初めての方でも気軽に調香を体験できる「香りを楽しむための講座」です。

3時間で完結する内容で、14種類の精油の特徴を学びながら、2種類の香りを調香しお持ち帰りいただけます。

特徴的なのは、香りを重ねる体験を大切にしている点です。単体では刺激のある精油でも、組み合わせることで印象が大きく変化し、新たな香りとして立ち上がります。

受講された方からは、「普段使わない精油の組み合わせから新しい発見があった」といった声も多く、初めての方でも満足度の高い内容となっています。

また本講座では、精油やビーカー、メスシリンダーなどをセットにした「お道具箱」を教材としてご用意しています。ご自宅でも同じように調香を続けていただける環境を整えているのも特徴です。

講座は、学んで終わってしまうことも少なくありません。しかし本来、調香の面白さは繰り返し重ねることにあります。

時間帯や気分、シーンによって香りの感じ方は変わります。だからこそ、日常の中で自由に試しながら、自分なりの組み合わせを見つけていただきたいと考えています。

たとえば、オレンジやラベンダーといった馴染みのある香りも、重ねることで異なる表情を見せてくれます。

そうした変化や気づきを楽しみながら、香りをより身近なものとして取り入れていただけたら嬉しいです。

アロマ調香スタイリスト講座【中級者向け】

アロマ調香スタイリスト講座【中級者向け】

関根さん:プラスアロマ協会独自のメソッドである「アロマ調香デザイン」の基礎を体系的に習得していただく講座です。

香りを感覚的に扱うのではなく、人や目的に合わせて組み立てる“設計”として捉えることが特徴です。

講座を修了された方は、ワークショップの開催や個人に向けた調香提案など、実践的な活動が可能になります。

本講座の大きな特徴のひとつが、6日間で約100種類の香りに触れられる点です。

*オンライン受講の場合は約60種類

プラスアロマ協会の講座風景

プラスアロマ協会の講座風景


数多くの精油を実際に嗅ぎ分けることで、香りの違いや特性への理解を深め、より精度の高い調香へと磨いていきます。

また、香りは目に見えないからこそ、印象や違いを言葉で捉える力が重要になります。そのため、嗅いだ香りを言語化するトレーニングも重視し、独自教材である「アロマディクショナリー(香りの辞書)」を活用します。

精油ごとの印象や気づきを書き重ねていくことで、自身の感覚と言葉を結びつけ、理解をより深めていきます。

修了後はインストラクター講座へと進むことで、初級のアロマ調香コーディネーター講座を指導することも可能です。

この制度を活用し、各地で講座を展開しながら多くの受講生を育成している方もいらっしゃいます。

アロマ調香デザインコース【上級者向け】

アロマ調香デザインコース【上級者向け】

関根さん:アロマ調香スタイリスト講座を基礎とすると、本コースはその応用にあたります。より専門性の高い内容となり、実務としての調香の幅を広げていく段階です。

初級・中級と大きく異なる点は、目的に応じて学ぶ分野を選択できることにあります。

講師として活動したい方には指導法を中心とした内容を、調香の理解をさらに深めたい方には実習を、個人向け提案を行いたい方にはパーソナル調香を中心に、それぞれの方向性に合わせて学べます。

このような選択制にしているのは、中級修了後に目指す方向が大きく分かれるためです。それぞれの専門性をより明確にし、実践へとつなげていく構成となっています。

中でも特徴的な分野のひとつが、空間に対する香りのデザインです。ホテルのエントランスやオフィスなどの空間に対して、どのような香りが適切かを設計していきます。

単に香りを選ぶのではなく、空間の広さや動線、過ごし方、求められる印象などを踏まえ、全体の体験として香りを組み立てていくことが求められます。

そのために必要となる知識や技術を、実践を通して習得していきます。

また、実務に結びつけるためのビジネス講座も開催しており、マーケティングや空間設計など各分野の専門家を外部講師として招き、学べる機会を設けています。

プラスアロマ協会の講座風景

プラスアロマ協会の講座風景

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興味のある分野だけ学べるのは、モチベーションも高めやすいでしょうし、効率的ですよね。

関根さん:資格取得後、空間デザインを仕事として展開される方の多くは、まずはクリニックや美容室など、身近な空間への提案からスタートされるケースが多く見られます。

そこから経験を積み、提案力や実績を重ねていくことで、公共施設やホテルのエントランスといった、より規模の大きな空間において、香りを設計するデザイナーとして活躍されている方もいます。

また、調香を専門とするだけでなく、インテリアコーディネーターなど既存の職能に、アロマ調香デザインの知識を付加価値として取り入れる目的で学ばれる方も多い印象です。

空間を扱う仕事において、香りは視覚以外の体験を補完する要素となるため、組み合わせることで相乗的な価値を生み出すことができます。

――調香を一から学びたい場合は、アロマ調香コーディネーター講座から受講すればよいのでしょうか?

関根さん:
はい、初めての方には、初級のアロマ調香コーディネーター講座からの受講をおすすめしています。

3時間で完結する講座のため、調香を初めて体験する方でも無理なく始めていただけます。

一方で、すでにアロマに関する知識や資格をお持ちの方には、アロマ調香デザインの考え方を基礎から体系的に理解していただくために、中級のアロマ調香スタイリスト講座からの受講を推奨しています。

――調香を一から学んで調香師として活躍されている方はいますか?

関根さん:
初級のアロマ調香コーディネーター講座から学び始め、現在は地元で、旅館や工務店の空間に向けた香りのデザインや、講師活動を行っている方がいます。

図書館で代表著書・齋藤智子の書籍空間デザインのためのアロマ調香デザインの教科書に出会ったことをきっかけに学びをスタートされました。

このように、未経験から学び始め、受講を機にそれぞれの地域で活動の場を広げている方も多くいらっしゃいます。

資格取得後の手厚いサポート体制

プラスアロマ協会の手厚いサポート体制

――資格取得後もサポートしていただけるのでしょうか?

関根さん:
はい、資格取得後、スムーズに活動をスタートできるよう、実践に直結する仕組みやツールをご用意しています。

たとえば、中級のアロマ調香スタイリスト講座を修了された方には、パーソナル調香を行うためのツールを提供しており、すぐに実践できる環境を整えています。

また、調香体験を提供できる「アロマ調香Lab」というパッケージもご用意しています。

香りのレシピや進行内容、必要なツール一式がセットになったもので、はじめての方でも短時間の体験プログラムを開催することが可能です。

代表理事の齋藤が、短い時間でもしっかりとした香りの個性と季節感を感じられるレシピを提供しています。

さらに告知用の文章や進行のフォーマットも整えているため、「どこから始めよう」「どのように告知したらいいだろう」といった不安を軽減しながら活動をスタートしていただけます。
公式サイトでアロマ調香Labを詳しく見る
Instagramアロマ調香Labの投稿をチェック!

「アロマ調香を教えたい」方にはインストラクター講座もご用意しています。

講座の進行スケジュールや構成も共有しているため、初めて指導にあたる場合でも、見通しを持って取り組んでいただける内容となっています。
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「資格を取った後が不安」「本当にお仕事にできるのか心配」な方でもトライしやすいですね!

サポート体制についてもっと詳しく知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

プラスアロマ協会のサポート体制をチェック!

まとめ|1,500回もあるチャンスをより心地よいものに

プラスアロマ協会の講座風景

プラスアロマ協会の講座風景


――最後に、プラスアロマ協会代表理事の齋藤智子さんから、アロマ調香デザインをご検討中の方に向けたメッセージをお願いいたします。

齋藤さん:
はじめまして。一般社団法人プラスアロマ協会代表理事の齋藤智子です。

「アロマって、なんだか専門的で難しそう……」そんな風に思っていませんか?

実は、香りはあなたの毎日を一瞬で心地よく切り替えてくれる、最も身近なツールなのです。

私たちは無意識のうちに、1週間に1,500種類以上もの香りを嗅いで生活しています。

香りの一番の秘密は、五感の中で唯一、「脳にダイレクトに伝わる」こと。

「あ、いい香り」と感じた瞬間、考えるよりも先に心がほどけるのはそのためです。

1,500回もあるチャンスをほんの少し意識して、自分にとって心地よいものを選んでみる

その「毎日、ちょっと」の習慣が、驚くほど人生を優しく、愛おしいものへと整えてくれます。

自分好みの香りを知って作れるアロマ調香を取り入れて、1年後のあなたをもっと輝かせてみませんか?

ワクワクした笑顔のあなたにお会いできるのを、心から楽しみにしています。
プラスアロマ協会の公式サイトへ

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WRITER

この記事を書いた人
鳥井美奈

鳥井美奈

元保育士のライターでわんぱく兄弟の母。趣味は広く浅く、今は日本酒、料理、自分磨きにハマっています。他にもスノボ・ゲーム・漫画・手芸など、やりたいことが多すぎて時間が足りません。教育からファッションまで、幅広い分野の執筆をしています。

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