最終更新日 2021.02.25

[オンラインレッスンの話し方講座]ノウハウやトレーニング

[オンラインレッスンの話し方講座]ノウハウやトレーニング

周りでも動き出しているオンラインレッスン。「自分もやりたい」と思っている先生も多いのではないでしょうか?その際いつも以上にポイントになるのが「話し方」。
対面レッスンでは、その場の雰囲気や動きなど言葉以外にも多くの情報を生徒さんに伝えることが出来ますが、オンラインレッスンでは「言葉で説明する」ことがレッスンの大半になります。「オンラインだと緊張してうまく話せない」「対面と何が違うの?」「聞き取りやすい配信方法は?」など、話し方にまつわるお悩みが解決できる糸口になればと「オンラインレッスンで生徒さんにいい印象を持たれる話し方講座6つのポイント」をまとめてみました。
ポイントを押さえて生徒さんとより楽しい時間を過ごせますように。

1. 上手なスピーチ、進行ができる話し方トレーニング方法

私たちは1歳頃から「話す」ということをマスターします。あまりにも毎日普通に行なっているので、話すことについて学びやトレーニングが必要と感じる人は普段少ないかもしれません。しかし実際は「先生の話し方」がお教室の満足度にかなり影響します。
さらにオンラインレッスンになると、対面では必要としない別の話し方のポイントやノウハウが必要になります。そしてそれらは訓練する事で誰でも習得が可能です!ぜひ、そのポイントを毎日トレーニングして、生徒さんに伝わりやすい話し方を会得しましょう。

2. ポイント1「少しだけいつもより一音一音を丁寧にゆっくり伝える意識をする」

普段より正確に丁寧に音を発するように心がけましょう。インターネット上で繋がった音は聞き取りにくく、雑に話してしまうと人柄まで雑な印象を持たれてしまう可能性もあります。身振り手振りも大げさにすると分かりやすいです。

例えば数字を表すとき。
1 (ichi)
7 (shichi)
は、音がとても似ています。しっかり区別できるように発音を意識するのと同時に手で数字を一緒に示してあげると間違いも防げます。

アナウンサーのようにプロフェッショナルな話し方やノウハウまでは必要ないと思いますが、いつもより

  • ・少しゆっくり
  • ・少し丁寧に
  • ・少し大げさに

「少し」を意識するだけで、画面の向こうの生徒さんにはしっかり伝わり、生徒さんからも反応をもらいやすくなります。

マイクを使うとそのままより高品質な声を届けることができることもあります。
お使いのパソコンや環境に応じて、マイクやイヤホンを検討することもオススメします。
イヤホンにマイクがついているものもたくさんあるので、講座の内容に応じて使い分けてみるのもいいと思います。

オンラインレッスンのマイクについてはこちらの記事もご覧ください。
オンラインレッスンのマイク【音声品質の向上におすすめ】
オンラインレッスンの音質改善!設定、機材でこんなに変わる!

3. ポイント2「タイムラグによる間を意識した配信方法」

オンラインならではの障害のひとつがタイムラグ(遅延時間)です。これはどんなにいい機材でもいい通信環境でも常に起こります。先生は、画面越しの生徒さんとの間にタイムラグがあることを常に忘れずに話をし、伝えていかなければいけません。

例えば

  • ・こちらが挨拶をしても生徒さんからの返答が遅い。
  • ・「質問はないですか?」と先生が聞いても生徒さんからの反応がない。

対面レッスンだと瞬時に返事が返ってきますが、オンラインレッスンだとある程度の間があります。間を意識しないと生徒さんが反応する前や反応と同時に「質問ないようなら先に進みます」なんてことも起こります。そのような状況が起こるとお互いに気を使ってしまいますし、その先の時間も気疲れしてしまう恐れもあります。生徒さんが質問や反応もしづらくなってしまいますので、配信方法にも気をつけましょう。

ひと呼吸おいて生徒さんの反応を見る、ということを心がけるようにしましょう。

4. ポイント3「カメラに目線を合わせる」

画面上の相手の顔ではなくカメラを見る意識をしましょう。オンラインでは相手が目の前にいないので慣れないと「カメラに目線を合わせる」ことが実は難しいのです。カメラを意識して視線を向けると自然に生徒さんと目が合う形になります。
つい画面越しに生徒さんを見て話をしてしまいがちですが、それだと常にカメラから目線が外れ、画面越しには先生がずっとうつむき加減に映ってしまいます。

何気ない目線外しは、相手に心配を与えてしまいがちです。例えば下を向く。資料を読む。などの動作の場合も「ちょっと資料を確認しますね」など実況中継してあげましょう。今何をしているのかを細かく生徒さんに伝えてあげると、画面越しに会っていても同じ時間を過ごし同じ空間を共有しているようにうれしい気分になれます。

5. ポイント4「生徒さんの名前をできるだけ呼ぶ」

リアルタイムの対面レッスンですと確実に「自分を見ている」ということが分かりますが、オンラインレッスンですと「個別に目線を合わせる」ということが出来ません。名前を呼ぶことで同じ場にいることを認識してもらい「一緒にいる」という安心感を与えます。

講座内容によっては、オンライン上ということで先生も力が入り一生懸命に説明しがちになることが多いです。しかし、それでは録画したものを見ているのと同じになってしまいレッスンの魅力が減ってしまいます。
参加人数が多いと難しいことだと思いますが、画面越しの生徒さんにとっては「名前を呼ばれる」というのは、大変うれしいことだと感じます。講座の最初に名前を呼びながら挨拶したり、例え話のときに生徒さんの名前を使ってみたり。生徒さんのことをしっかり見えている先生だと、オンライン開催でも親近感が湧き次のレッスンがまた楽しみになります。

6. ポイント5「若い人には少し早いスピードで話す」

特に若い世代の生徒さんが多い先生は「いつもより早いスピードで話す」ということを意識してみましょう。今流行のYouTube動画などをぜひ一度見てみてください。とても会話のテンポが早いです。動画も2倍速で見る人が増えていたりと、全体的に「早いスピード」が好まれる傾向があります。
ゆっくり話をしていると途中で退屈だと感じたり、イライラする人もいます。生徒さんの需要にあった話し方のスピードを心がけましょう。

7. ポイント6「笑顔を忘れない」

これが最大にして最強のポイントかも知れません。配信方法によっては、電波障害や通信エラーで突然画面が動かなくなったり、消えてしまったりすることも日常的に起こります。そんなときに先生が慌ててしまうと生徒さんが不安になるかもしれません。そうならないためにも笑顔で、対応策を立ててもらえたら生徒さんも安心ですよね。

どんなにたどたどしい話し方でも、失敗しても画面越しの先生が笑顔で一生懸命開催してくれたら、それは楽しい時間といういい印象につながりやすくなります。上記にあげたポイントすべてにこの「笑顔」が大事なのです。

  • ・話をするときも笑顔
  • ・間を待つときも笑顔
  • ・トラブルが起こったときも笑顔

不自然な笑顔は生徒さんにも伝わってしまいますが、いつもの先生の心からの笑顔なら生徒さんも安心します。先生も笑顔を作ることで自然と気分が高まります。

8. 終わりに

「オンラインレッスンでいい印象を持たれる話し方講座6つのポイント」はいかかでしたか?お教室はレッスン内容ももちろん重要ですが、それを話して伝えることが出来ないと勿体ないです。ポイントをしっかり掴んで日々トレーニングし、楽しくオンラインレッスンを進めましょう。誰でも最初は不安や心配がたくさんあります。その中の1つでも不安が消えて、先生が新しいレッスン方法を見つけ輝けるお手伝いができたら幸いです。

自分だけでは話し方が不安というときは「話し方を学べるオンラインレッスンを受ける」という選択肢もあります。ご自身にあったお教室を探してみて、生徒さん側も経験してみるのも、これからのお仕事に何か新しい発見があるかもしれません。

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