「あの頃のように音楽を追求したい」と思いつつも、慌ただしい現実を前に「もう無理なのかも」と諦めかけてはいませんか?
そんな方に向けて、演奏技術の指導にとどまらず、「音楽と生活の調和」を取り戻し、これまでの音楽経験を新しいキャリアや生き方へと昇華させる学びを提供しているのが、一般社団法人ミュージックライフ・スタイリング協会です。
今回は、当協会が目指す理念や「ミュージックライフスタイリスト®」という新しい生き方・働き方の可能性について、代表理事の笑 満ちる(えみ みちる)さんにお話を伺いました。
音楽と生活、どちらも諦めない。協会設立に至るまでの挫折と葛藤
14歳でエレキギターを始め、19歳でアメリカへ留学。20歳からは講師として演奏活動との両立を続けていた満ちるさん。一見、順風満帆な音楽人生を歩んでいるように見えましたが、内心は劣等感の塊で、20代半ばには大きな壁にぶつかります。
理想と現実のギャップ、人間関係の悩みから心身ともに追い詰められ、大好きだったはずの音楽やギターからすっかり距離を置くことに。
楽器を手にすることはおろか、他の人が楽器を持っている姿を目にすることすら苦しくなり、そこから約8年間もの間、音楽とは無縁の生活を送っていました。
満ちるさん:音楽から離れていた時期は、街中で楽器ケースを持っている人を見るだけで思わず涙が溢れてしまうほど苦しかったです。
「留学までさせてもらい、熱心に取り組んできたはずなのに、自分は何をやっているんだろう」と自責の念に駆られ、活躍する周囲を羨んでは憤り、どうしたらいいのかわからず落ち込んでいました。
転機となったのは、当時事務局長を務めていたNPOで顧問をされていた僧侶からの一言です。
「君は今、幸せかい?」という深い問いに言葉を失い、思わず号泣してしまいました。そのとき、自分がどれほど音楽を愛し、渇望していたかに改めて気づかされたのです。
その後、第一子の妊娠・出産を経て、ブランクを乗り越えて音楽活動を再開します。しかし、乳児を抱えながらの活動は決して容易ではありませんでした。

赤ちゃんがいても、せまくても、畳一畳分くらいあれば音楽スペースつくれます!
「子どもがいるから音楽ができない」とは絶対に思いたくありませんでした。でも当時の私は『何かを犠牲にしなければ音楽はできない』という固定観念に縛られていて、生活と音楽の両立に限界を感じていたんです。
そんなとき、「両立」ではなく「調和」という視点にシフトしたことで、暮らしが一変しました。

ギターレッスンで訪れた生徒さんのお宅。楽譜と飲み物が並ぶ、音楽のある暮らしの一コマ。
同時に、私と同じように「音楽か、生活か」のトレードオフに苦しんでいるたくさんの人を救いたいと強く思い、個人的な活動から後に協会設立に至る音楽家支援活動をスタートすることになります。


「スタイル」を切り口に、圧倒的充実感のある音楽人生を追求する
仕事、家庭、育児、年齢、他人との比較による劣等感……。
気合いだけでは乗り越えられないさまざまな「大人の事情」や現実とのギャップに悩み、不完全燃焼感を抱えている音楽経験者は少なくありません。
当協会が届けるのは、暮らしと音楽を調和させ、自分だけの「圧倒的充実感のある音楽人生」を主体的に創り出すためのライフスタイル教育なのです。
「音楽か、生活か」その二択を終わらせる。音楽経験を新しいキャリアへつなぐ専門家とは?
当協会が認定する「ミュージックライフスタイリスト®」とは、楽器の弾き方や音楽理論を教える「音楽の先生」ではありません。現代は、演奏ノウハウや動画がネット上に溢れている時代です。
しかし、多くの人が直面しているのは「生活の中でどう時間を確保するか」「日常においてどうやって情熱を維持するか」という、泥臭くリアルな暮らしの課題です。
具体的には「自宅で音出しできる住環境をどう整えるか」「どうやって家族の協力を得るか」「罪悪感なく自分の活動に没頭できる環境をどうつくるか」。
そして、いかに自分を応援してくれる人の輪をつくっていくかです。

私たちは、音楽と仕事、音楽と家族、音楽と地域活動などを切り離して考えるのではなく、すべてを調和させるライフスタイルを提案しています。
そこで参考にしているのが、いろいろな顔をあわせ持つ生き方・働き方である「スラッシュ・キャリア」です。根底にある自分らしさは一つ。
どこで何をしていても自分らしくいられるマインドセットを育むのが、ライフスタイル教育の専門家であるミュージックライフスタイリスト®の役割です。

ライフステージが変わっても音楽を楽しむ暮らしをお伝えする満ちるさん
かつて私のギター教室には、遠方から飛行機や夜行バスで通い、2時間のレッスンの大半を「じっくり話を聞いてもらうこと」に費やして満足して帰っていく受講生がいました。
理由を尋ねると、戻ってきたのは「人生相談ができるギター教室は、他にありませんから!」という言葉です。

泥臭いまでに一人一人と向き合い、じっくりと話をきいていきます
本気で音楽に向き合ってきた人の経験、悩み、そして挫折を乗り越えようとしたプロセスそのものが、同じように悩む誰かを救う強烈な価値になる——。
この実感が、音楽経験を新しいキャリアへと昇華させるメソッドの原点となっています。
ミュージックライフスタイリスト®︎認定制度|自分の夢を追いながら、誰かのインスピレーションになる

ミュージックライフスタイリスト®︎認定証
――他の音楽系資格と何が決定的に違いますか?
満ちるさん:楽器の弾き方やノウハウを教える「音楽の先生」ではない、という点です。
今の時代、弾き方はネットを見ればいくらでも分かりますよね。
問題は「生活の中でどう時間を確保するか」「どうやって情熱を維持するか」というリアルな暮らしの部分なんです。
具体的に言えば、いかに自宅で音を出せる住環境を整えるか、どうやって家族の協力を得るか、家族に対して罪悪感を持たずに自分の活動に没頭できる環境をつくれるか。
さらには、孤独の中で心が折れてしまうのではなく、どうやって自分を応援してもらえる人の輪をつくっていくか。
私たちは、音楽と仕事、音楽と家族、音楽と地域活動などを切り離して考えるのではなく、すべてを調和させるライフスタイルを提案しています。

自分らしさを言語化し、「ミュージックスタイル」を掘り下げるセミナーを提供

子育て中も、音楽をあきらめない!部屋作りもスタイリストの仕事です
複数の肩書を持つ「スラッシュ・キャリア」であっても、根底にある自分自身は一つです。
認定講座を通じて、どこで何をしていても自分らしくいられるマインドセットを育めれば、生き方そのものが大きく変わっていきます。
気合いだけでは乗り越えられないリアルな大人の事情や現実とのギャップに真正面から向き合うのが、「ライフスタイル教育の専門家(ミュージックライフスタイリスト®)」です。

講座では、短期間で多彩な音楽を浴びるように聴き込み、自身の原点や情熱を再発見する「1000本ノック(ミュージック・クエスト)」などの実践ワークをおこないます。

「推し曲」を持ち寄り、みんなで鑑賞!グループで楽しむミュージック・クエスト
受講生自身がまず自分自身の「好き」を炙り出し、圧倒的充実感のある音楽人生の体現者となっていくプロセスを大切にしています。
あなたの人生経験がまるごと「誰かを救う価値(新しい働き方)」になる
――受講生がミュージックライフ・スタイリングを選ぶ一番の理由は何でしょうか?満ちるさん:受講生やイベント参加者がミュージックライフ・スタイリングを選ぶ一番の理由は、「音楽は大好きなのに、仕事や育児とのバランスにモヤモヤしている」「自分が積み重ねてきた音楽人生を、誰かのために役立てたい」という切実な想いです。
ここでは、本当にやりたい音楽を、より深く探求できる。
単なる技術ではなく、自分の根底にあるものを見つめたりとか、生活の中で音楽をどう取り入れるかを学べるっていうところは、この講座でしか学べないことなのかなって思いますね。
自分の土台が整ってないと技術を学んでもうまく活用できないというか。自分が好きな演奏スタイルやジャンルが明確になっていないといくら技術を学んでも効果がないんだなって特に感じます。
もし「これは他にはないな、ここでしか学べないな」と実感しているのは、自分の時間の見つけ方や練習の仕方です。
忙しい毎日の中で練習時間を作るのって難しいよねって共感してもらえたうえで、「ここから時間作れるよ」と励まされて、自分で練習時間を見つけるようになったんです。
他人に「この時間にやりなさい」と言われると、体力にも限界があるしなかなか難しいけど、自分で見つけた時間だと宝物を見つけたみたいにワクワクして、「よし、5分だけやってみよう」とか自分で決めて挑戦する気になれたんです。
自分で決めて動くことを促してもらえたのが、本当に大きかったなって思います。
これまで医師としての人生において「最高の名脇役」であろうとしてきました。
最近、個人的に大きな気づきがあり、自分が主役になってもいいんだ、という気持ちになり、真新しい人生が始まりました!
忙しさを言い訳に、大好きな音楽活動がすっかりお留守になっていましたが、自分自身、家族、社会、人種間の垣根を取り払い、どの領域の活動においても"常に"音楽が存在している日々に変化していきたいです。

本当に好きなことを突き止め、爆笑の渦に!笑顔あふれる、桜咲く夢の花ワークショップの様子

2016年から続く、"新年の予定を立てる会"(写真は2017年)

年に一度の祭典、ミュージックライフ・スタイリング セレブレーションの一コマ

夢を語れば、未来が動き出す。手作りのお花見弁当を囲んで、ピース!

年齢も音楽的背景も全く違う仲間が集い、安心してその気になれる居場所がある
スタイリング協会のイベントは、リアルとオンラインとハイブリッドで開催されています。

全国のメンバーとオンラインで話せる「メンバーズラウンジ」

医師、デザイナー、カメラマン、声優...…さまざまなキャリアを持つ同志と音楽でつながれる
満ちるさん:長年のコンプレックスで自信を失っていた方が、気持ちと暮らしの調和を取り戻した途端、自ら生き生きと音楽コミュニティを立ち上げたり、オリジナルな表現を再開して人生をガラリと変えていく姿を何度も目の当たりにしてきました。

変化のきっかけは、自分の価値観を掘り下げること。まずは「撮影指示書」から自分らしさをブランディング


音楽の夢を語りながら、とびきりの笑顔で。 〜夢実現化ブランディング撮影会を開催〜
元記事:【開催報告】音楽を纏う、自分らしさを刻む1日|April Dream × ブランディングフォト撮影会を開催しました!
これまでの音楽業界は「プロの演奏を聴く側」か「プロを目指して技術を磨く側」に二極化しがちでした。
しかし私たちは、プロ・アマを問わず、音楽を愛する一人ひとりが「自分を喜ばせるためのアート」を徹底的に追求し、自分の人生に誇りを持てる社会にしたいと考えています。
あなたが経験してきた葛藤や不完全燃焼の思いは何一つ無駄ではなく、まるごと誰かの救いになる価値に変わるのです。
自分を犠牲にしない、最高の音楽人生をあなた自身から始めよう
――最後に、読者へのメッセージを伺いました。満ちるさん:あなたがこれまでの人生で抱えてきた、音楽への葛藤や悩み。それはすべて無駄ではなく、これから誰かの音楽人生を救うための「かけがえのない価値」に変わります。
協会が提唱するのは、音楽と生活の「両立」ではなく、「調和」です。
自分や家族を犠牲にしてがんばるのではなく、暮らしと調和した最高の音楽人生を、まずはあなた自身から始めてみませんか?
私たちが全力で伴走します。
お話を聞いていて、大きな挫折と苦しみを味わった満ちるさんだからこそ、音楽との向き合い方に悩んでいる人の心に寄り添えるのだと感じました。
自身の経験や過去の葛藤をもとに活動する満ちるさんの話に触れることで、自分らしい音楽との向き合い方が見つかるかもしれません。
私が音楽をすることは親に反対され続けてたから、また反対されるの分かってる。だけど、自分にとって大切なことに気付いてしまったのだから、もうしょうがない。
私の中の、もやもやがどんどん解決されていくのがわかります。 わたしの人生が、やっと始まった気がしています。