オンラインレッスンで月謝はどうなる?料金設定や集金方法を解説します
オンラインレッスンを行う際に月謝はどう扱うのか悩むことがあります。これまでと同じ料金設定で良いのか、それとも安くするべきか。 また、これまでは手渡しで受け取っていた月謝の集金方法はどうするのか。そんな気になるオンラインレッスンの月謝について解説します。
目次
1. オンラインレッスンで月謝をどうするか
オンラインレッスンを導入する際に、先生が悩むことが多い月謝のこと。先生側からすれば対面のレッスンよりも準備が大変な上に、 カメラやマイクなど機材の購入もあったりで、これまでの月謝と同額か、むしろ値上げしたいぐらい!というのが本音かもしれません。
しかし、生徒さん側には「対面ではなくオンラインだから少し費用が安くなる」というイメージを持つ人もいます。 このイメージのギャップをうまく埋めていかないと、生徒さん側に不満が残る可能性があるのです。 逆に言えば、オンラインレッスンならではのメリットを提供したり、対面レッスンの良さをそのまま活かすことができれば、 オンラインレッスンにすることで満足度が下がることはありません。
また、これまで簡単に出来ていた月謝の支払いと受け取りも、スムーズに行いたいものです。煩雑な手続きは、生徒さんの教室離れに繋がるリスクがあります。
このように、オンラインレッスンの月謝を考える上で重要なポイントは以下の2点です。
①月謝の料金設定
②月謝の集金方法
この2つについて詳しく解説していきます。
1-1. 月謝の料金設定
対面レッスンからオンラインレッスンへの移行に伴い、月謝の料金を考えるときは、同じ内容・提供価値であるのなら、原則的にはオンラインレッスンだからと言って、料金を低くする必要はありません。
しかし、これまで提供していたレッスン内容を、そのままオンラインで提供することができない場合は、割り切って価格を下げるか、オンラインレッスン用にレッスン内容を再構築する必要があります。
例えば、料理のレッスンで作った料理をテーブルセッティングした上で、みんなで試食会をするなど、生徒さんが用意されている食材や、 場の雰囲気に価値を感じているような場合は、同額の料金でオンラインレッスンに変更し、同じ価値を提供するのは難しいかもしれません。
その場合は、無理に同額の月謝にするよりは、レッスン部分の提供のみとして月謝を少なくする、または食材を郵送してそれを材料として作ってもらう、 レシピを増やすなど、満足度を下げないための工夫が必要となります。
一方で、オンラインレッスンの満足度をあげるためにはコストが必要なことも多いので、提供価値を増やすためにあまり無理をしすぎるのもおすすめできません。
オンラインレッスンは、移動時間や会場費が必要なく、レッスン会場が遠く対面で参加できない生徒さんも募集できるという大きなメリットがあります。 1回ごとのレッスン料金を少なくしてレッスン参加の間口を広げたり、動画コンテンツやテキストを合わせて販売するなど、オンラインレッスンだからこそ提供できる価値に目を向ける姿勢が大切です。
1-2. 月謝の集金方法
次に考える必要があるのが、月謝をどのように受け取るのかということです。対面でレッスンを提供していた先生は、レッスン時に現金で月謝を受け取ることが多かったと思いますが、 オンラインレッスンでは一切会わずにレッスンを提供するため、月謝の集金もオンラインでやり取りをする必要があります。
銀行振込・クレジットカード決済のほか、最近では「PayPay」や「LINE Pay」などモバイル決済も普及しており、生徒さん側もオンラインで決済を行うことのハードルが以前より下がってきています。
これを機に対面のレッスンも合わせて月謝はオンラインでの集金に切り替える、という選択も良いのではないでしょうか。
オンラインレッスンの集金・決済方法についてはこちらの記事もご覧ください。
一方で、生徒さんのほとんどが近所に住んでいる場合は、自宅やスタジオに直接持参してもらう、というやり方で月謝を受け取る先生もいるようです。いずれにしても、生徒さんの負担がなるべく少ない方法を選べると良いですね。
2. オンラインレッスンの満足度を高めて月謝を維持するには
対面レッスンからオンラインレッスンに切り替えるにあたり、月謝の料金設定を見直すことと、生徒さんに負担の少ない集金方法を考える必要性についてお話ししてきました。
さらに、月謝の料金を不要に下げないために、オンラインレッスンの満足度をあげるヒントをご紹介します。
2-1. 生徒さん同士の横のつながりを
対面のレッスンでは、待ち時間やレッスンの帰りなどで自然に生まれる生徒さん同士の交流も、オンラインレッスンの場では意識しないと作ることができません。 オンラインでのオフ会やグループチャットなど、生徒さん同士が楽しく交流できる場を作ることで、レッスンの退会を防ぎ、新しい生徒さんの紹介も起こりやすくなります。
2-2. 成果発表の場を作りましょう
学んだことを人前でアウトプットできると、大きな達成感を得ることができます。大きな会場に集まっての発表会が難しい状況でも、オンラインで成果発表の場を作ることは可能です。 制作物やスライドを利用しながらのプレゼンテーションは見応えがありますし、生徒さん同士の良い刺激となります。またオンラインという特性を生かして、 みんなの演奏や朗読などを集めて1つの作品動画にするなど、新しいクリエイティブを作るきっかけとなるかもしれません。
2-3. レッスン以外のコミュニケーションも大切に
対面で会っていればすぐに気づくような生徒さんの小さな変化も、オンラインレッスンの場だけでは細かく察知することは困難です。
何か悩んでいるのかな?と感じた時など、メールやチャットでフォローすることは欠かせません。また先生側からも意識して発信を行い、生徒さんとのコミュニケーションを保つようにしていきましょう。
3. 終わりに
オンラインレッスンでも、これまでの月謝に見合う満足度の高いレッスンを提供することは可能です。色々なアイディアを取り入れながら、楽しくレッスンを続けてくださいね!
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