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選ばれるセラピストの絶対条件とは?日本スパ・ウエルネス協会が語るお客様目線を大事にした教育

選ばれ続けるセラピストに共通する条件とは  日本スパ・ウエルネス協会が提供する世界基準の学び  日本スパ・ウエルネス協会 事務局 清水理紗さん
「癒やしの仕事」と思われがちなスパ・ウエルネスですが、実際には難しい側面も抱えています。

現場では、人材の確保や育成、キャリアアップの難しさを感じている方が多いのが現実です。

そもそも、スパ・ウエルネス業界に必須の国家資格はなく、資格がない方でも開業できてしまうため、専門性を示しにくく、トラブルが起きやすいという課題も抱えています。

このような背景があり、昨今では学び直しや民間の資格制度が注目されるようになってきました。

今回は、さまざまな資格検定試験やその認証を行っている「特定非営利活動法人 日本スパ・ウエルネス協会」の事務局主任を務める清水理紗氏にお話を伺いました。

事務局主任の清水理沙さん

今回お話を伺った事務局主任の清水理紗氏


業界が抱える課題や選ばれるセラピストの条件などを紹介しています。

これからセラピストを目指す方、セラピストとしてキャリアアップやサロン経営の安定を目指している方はぜひご覧ください。

スパ・ウエルネス業界が抱える課題とは?


——まずは、スパ・ウエルネス業界の課題を教えてください。

清水さん:美容関係の職種(美容師や按摩師など)の多くが国家資格を必要とするのに対し、エステティックには国家資格が存在しません。

民間資格はありますが、無資格者でも仕事を行えてしまうため、トラブルが起きやすいという課題を抱えています。 

あとは、人手不足ですね。

2~3年で辞めてしまう方が多く、5年以上働かれている方が少ない傾向にあります。

今後も、定着率を高め、離職率を下げるための取り組みを進めていく予定です。

その他だと、コミュニケーション能力の低下も大きな課題だと感じています。

スパ・ウエルネス業界の仕事は、お客様ありきの仕事です。

お客様の考えに気付いて対応できるか、自分の想いをお客様に適切に伝えられるかが大切ですが、そこを難しく感じる方が増えてきているように思います。

当協会では、コミュニケーション能力向上に注力しており、サービスマナー検定や対人能力の実技試験を取り入れ、人との関わりを深める施策を推進している最中です。

スパ・ウエルネス業界の仕事はAIに代替されにくい職種のひとつなので、今後も人ならではの技術・能力向上に向けて尽力していきます。

これからのスパ・ウエルネス業界に求められる力|選ばれるセラピストの絶対条件

サロンで働く女性

――課題として人材不足を挙げられていましたが、短期で離職する方にはどのような特徴がありますか?

清水さん:離職者の声として、「思っていたのと違う」という意見が多く挙げられています。

認定校を卒業していざ現場に出てみたら想像と違い、対応しきれず、現場になじめないまま離職していくケースが多いようです。

怒られ慣れていない方の場合、上司や同僚から怒られて辞めてしまうパターンも少なくありません。

これは、怒られる側だけでなく、伝える側にも問題があると思っています。

しかし、コミュニケーション能力の低下による影響も捨てきれません。

離職してしまう方の多くは、不満や辛さを言えないで溜めてしまう傾向が強いように感じます。

――現場ではどのような人材が求められているのでしょうか?

清水さん:どのような状況にも柔軟に対応できる人材だと思います。

あとは、コミュニケーション能力を備えた人材ですね。

理不尽な状況や予想外の状況でも、「どうしたらうまく立ち回れるのか」「お客様の考えに寄り添えるか」を考え、行動に移せるかどうかが大切だと考えています。

気付けても行動に移さなければ意味がありません。

たとえば、ゴミ箱がいっぱいになっていたら、そもそもゴミ箱の状態に気付けるか、「誰かがやってくれるだろう」と思うのか、自分でゴミ袋を変えるのか。

このような場合、自分でゴミ袋を変える方が現場で活躍しやすい人材だと思います。

「私じゃなくても問題ないだろう」「誰かがやるだろう」と考えるのではなく、「私がやろう」「誰かが困るかも」と思える方は、長く続けられる素質を持っていると考えられるでしょう。

日本スパ・ウエルネス協会とは?

日本スパ・ウェルネス協会の公式サイト画像

目的 セラピストの技術・知識・キャリアの質向上
主な活動
  • 資格認定
  • 教育・研修
  • 情報発信
扱う分野 スパ/ウエルネス/セラピー全般
特徴 お客様目線のスキル習得や能力向上
受けられる資格・検定
  • 認定エステティシャン
  • ビューティセラピスト
  • ダイエットアドバイザー
  • ビューティアドバイザー
  • 美容脱毛士
  • 管理美容脱毛士
  • インターナショナルビューティセラピスト
  • スパ・セラピスト
  • 介護予防セラピスト
  • 認定講師
  • サービスマナー検定
向いている人
  • しっかりと技術も理論も学びたい人
  • さまざまなスキルを習得したい人
  • サービスマナーを身につけたい人
  • 向上心が高い人
  • ゆくゆくは教える側になりたい人

――協会設立について教えてください。

清水さん:必須となる資格がなく、常にグレーゾーンの職種として位置付けられてきたエステティック業界や、それに携わる技術者の環境をより良く改善・確立させることを目的として、協会を立ち上げました。

発足したのは2004年3月で、2005年4月1日付で東京都よりNPO法人の認可を受けました。

協会設立の根本には、セラピストやエステティシャンの社会的な地位の確立と、安全に働ける業界の発展に尽力したいという理事長の想いがあります。

理念に基づき、当協会では、資格・検定の認定や、優良サロンの認証を積極的に行っています。

日本スパ・ウエルネス協会の学術会議の様子

日本スパ・ウエルネス協会の学術会議の様子


現在は、会員数が約2,800名、賛助会員企業は15社、認定校は7校(東京・埼玉・神奈川・大阪・愛知・新潟・福島)* あります。
* 執筆当時の情報

スパ・ウエルネス業界の民間資格を扱う団体は他にもありますが、当協会では他の団体のように実務経験のみでの資格受験を認めていません。

必ず学校や通信教育などで最低限の理論学習(最低300時間の履修)をした上での受験を必須としています。

――他の団体よりも資格・検定を受けるハードルが高いということでしょうか?

清水さん:そうですね。ハードルは他の団体に比べて高いかもしれません。

しかし、それはお客様目線を一番大事にしているからであり、技術だけでなく理論もきちんと習得したセラピスト・エステティシャンの輩出を重視しているからです。

お客様に安心してサービスを受けてもらうためには、トラブルを起こさない技術者とサロンの育成が大切だと考えています。

編集
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たしかに、一定以上の技術と知識を持つ専門家を輩出しようと思ったら、実務経験だけではなく理論の勉強も当然必要になりますよね。

結果や安心を求めるお客様の立場になって考えると、経験だけで施術を行うセラピストと、理論を理解した上で施術を行うセラピストだったら、後者を選ぶのが当然でしょう。

当協会では、お客様目線の考え方を重視しています。

――日本スパ・ウエルネス協会で提供している資格・検定で何が一番人気ですか?

清水さん:協会が扱う10種類以上の資格の中で、最も受験者が多いのはサービスマナー検定で、年間で1,000名ほど受験しています。

サービス業において必要とされる接客・接遇スキルの向上が目的です。

3級・2級・1級があり、一番簡単な3級は、1年以上のサービス実務経験がある方や30時間の研修を修了した方ならどなたでも受験できます。

サービスマナーの資格は企業から大変評判がよく、「こちらの資格が採用の決め手でした」と言われるケースも少なくありません。

実際にサロンのお客様から「こちらのサロンのスタッフさんはいつも接客がちゃんとしていますよね」と言われた経験もあります。

想像以上に企業からも受験生からも需要が高く、「やっててよかった」と感じています。

今後は、高齢化社会の現状を踏まえ、福祉方面にもより力を入れていきたいと考えています。

すでに介護予防セラピスト資格は提供中で、介護を必要としない、健康で活動的かつ自立した生活を送るためのサポートができるセラピストを多数輩出しています。
 公式スパ・ウエルネス協会の公式サイトへ 

スパ・ウエルネス協会が向いている人の特徴とは?

コンペティションの様子

コンペティションの様子


――資格を受けられる方に多く見られる特徴を教えてください。

清水さん:
実務経験だけでの受験を認めていない分、他の団体よりもハードルが高く、本気度が高い方が協会に入られる傾向にあります。

編集
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ハードルが高い分、資格取得が大きな価値を持ちますよね。

認定校の生徒は、ほとんどが高校卒業後にそのまま入学した方々です。

しかし、仕事や育児をしながら通われている方も多くいます。

元々美容やスパが好きといった方ももちろん多いですが、中には高校時代に休みがちだったり、通信教育で通学していた経験から通学に不安を持っていた方もいらっしゃいました。それでも【自分を変えたい】という強い意志を持って入学される方も多いです。

入学当初は見るからに自信がなさそうな様子だった方でも、認定校での2年間を経て自信をつけて卒業していく姿を見ると、とても感慨深いですね。

スパ・ウエルネス業界は人との関わりが欠かせないこともあり、どうやっても他者とのコミュニケーションは避けられません。その部分が大きく成長する姿を見られる環境にいることを嬉しく思います。

フェイシャルのコンペの様子

フェイシャルのコンペティションの様子


さまざまな経験・壁を乗り越えて強くなっていく生徒の姿を見られるのは、とてもうれしい瞬間です。

――資格試験を受けるハードルが高いと感じる方もいると思いますが、初めての方でも学びやすいように工夫されていることはありますか?

清水さん:
初めて学ばれる方でも学びやすいような教材を提供しています。

資格ごとに問題集や例題集も用意しており、試験対策も万全です。

日本スパ・ウェルネス協会の公式テキストと例題集

日本スパ・ウエルネス協会の公式テキストと例題集


単元だけをピンポイントで学ぶこともできるので、効率的に学びやすいでしょう。

各分野の専門家に監修をいただいておりますので、質や専門性も確かです。

学びを考え始めた人へメッセージ

学術会議の様子

学術会議の様子


――最後に、これから学び始めようと思っている方へメッセージをお願いします。

清水さん:
セラピストやエステティシャンは、何歳からでも目指せる職業です。

実際に、当協会と提携しているサロンでは、20~60代まで、幅広い年齢の方が働いています。

もちろん性別も問いません。

人と接するのが好きな方にはぜひ挑戦してもらいたいと考えています。

通学でも通信でも資格を取得できる*ので、興味が湧いたら自分のペースで資格取得を目指してみてください。
* 通信の場合も技術の授業は認定校への通学が必要

国家資格よりも制限が少ない民間資格だからこそ、自分のペースで無理なく学びやすいでしょう。

実際に、当協会の認定校に通う方の中には、お仕事や子育てをしながら学んでいる方も多くいます。

通学期間や頻度は柔軟に対応できるので、ぜひ一人で悩まずにご相談いただきたいです。

認定校ではオープンキャンパスも開かれているため、ぜひ参加してみてください。
 公式スパ・ウエルネス協会の公式サイトへ 
編集
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資格・検定を取得して知識も理論も身につけたセラピスト・エステティシャンになりたい方は、日本スパ・ウエルネス協会の認定校で学ぶのがおすすめです。
詳細を知りたい方は、各認定校もしくは公式サイトにお問い合わせください。

WRITER

この記事を書いた人
鳥井美奈

鳥井美奈

元保育士のライターでわんぱく兄弟の母。趣味は広く浅く、今は日本酒、料理、自分磨きにハマっています。他にもスノボ・ゲーム・漫画・手芸など、やりたいことが多すぎて時間が足りません。教育からファッションまで、幅広い分野の執筆をしています。

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