自宅でのハンドメイド作品として楽しむ方も増える一方、「資格を取って講師として活動したい」「サロンを開業したい」「副業として取り組みたい」というニーズも着実に高まっています。
しかし、ハーバリウム関連の協会や資格は複数存在しており、「どの協会が自分に合っているのか」「費用や取得後のサポートはどう違うのか」と迷われる方も少なくありません。
この記事では、一般社団法人日本ハーバリウム協会・インテリアボトル協会・IPS協会(国際プリザーブドフラワー普及協会)の3つの協会について、各協会の特徴や資格内容を中立的な視点でご紹介します。
ご自身の目的やライフスタイルに合った協会選びの参考にしていただければ幸いです。
ハーバリウム協会に所属するメリット
ハーバリウムの資格取得を検討する際、「独学ではいけないのか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。協会に所属することには、独学では得られないさまざまなメリットがあります。技術・知識の体系的な習得
協会認定のカリキュラムに沿って学ぶことで、制作技術の基礎から応用まで体系的に習得できます。独自技法など、協会に所属しなければ学べない技術もあります。資格・認定証による信頼性の向上
認定資格を取得することで、生徒さんやお客様からの信頼を得やすくなります。講師・サロンとして活動する際の大切な裏付けとなります。継続的な学びとフォローアップ環境
多くの協会では、資格取得後もフォローアップレッスンや上位資格、新技法の講座などを提供しており、継続的なスキルアップが可能です。全国・地域のコミュニティへの参加
認定校ネットワークや会員向けイベント、コンテストなどを通じて、同じ志を持つ仲間とつながることができます。開業・独立へのサポート
協会によっては、資格取得後の店舗設立支援や代理店制度など、ビジネス展開に向けた具体的なサポートを提供しているところもあります。目的別・ハーバリウム資格の種類と選び方
ハーバリウム関連の協会は、それぞれの方向性や強みが異なります。まずは以下の表で大まかな違いを確認し、ご自身の目的に合ったカテゴリーを絞り込んでみてください。一般社団法人日本ハーバリウム協会(JHA)|独自技法とデザインを深く学べる協会
一般社団法人日本ハーバリウム協会は、JHA認定講師のみが制作・指導できる「ハーバランド」を中心とした独自のデザインハーバリウム技術を提供している協会です。代表者は吉田智子氏で、全国に認定校を展開しています。資格取得後もフォローアップレッスン(2時間5,500円)や各種ステップアップ講座を通じて継続的な学びが可能です。また、認定講師専用のハーバリウム液を使用できるなど、資格取得者ならではの環境が整っています。
ハーバランドアワードなどのコンテスト開催も特徴のひとつで、デザイン性を追求したい方や表現の幅を広げたい方にとって、意欲的に取り組める環境といえます。
年会費は1,100円と比較的リーズナブルに設定されており、継続的なサポートを受けながら活動できます。オンラインレッスン対応サロンの掲載もあり、全国各地の認定校を探しやすい仕組みが整っています。
インテリアボトル協会|初心者から講師を目指せる地域密着型の協会
インテリアボトル協会は2017年6月に設立された協会で、日本テレビ「ZIP!」で紹介された実績を持ちます。大阪府交野市の本町教室・交野アトリエを拠点に、随時開講しています。最大の特徴は永久ライセンス制度の採用です。一度資格を取得すれば更新費用が不要であるため、長期的なコストを抑えながら活動を続けられる点は、費用面を重視される方にとって検討しやすい選択肢のひとつといえます。
「初心者でも習得できるようにプログラムを設定」というコンセプトのもと、ハーバリウムをはじめて学ぶ方が資格取得まで無理なく進めるよう設計されています。
また、ハーバリウム専門通販サイトの運営や、インテリアボトル協会展示会などのイベントも開催しており、資格取得後の活動を広げる機会も提供しています。
商標登録申請中の独自ブランド展開も進めており、今後の展開にも注目が集まっています。関西エリアを中心に活動拠点を持つ方にとって、直接通いやすい環境です。
IPS協会(国際プリザーブドフラワー普及協会)|プリザーブドフラワーとハーバリウムを横断的に学べる協会
IPS協会は、福岡県糟屋郡新宮町を拠点に活動する協会で、正式名称は国際プリザーブドフラワー普及協会です。代表者はかわの瑠俐氏。「プリザーブドフラワーを広く周知させ、自立運営の支援を目的とする」という明確なミッションのもとに運営されています。ハーバリウムだけでなくプリザーブドフラワーの資格講座も提供しており、両分野を横断的に学べる点が他の協会にはない特徴です。生花からプリザーブドフラワーへの加工技術の習得も可能で、素材づくりからトータルで学びたい方に適しています。
局長認定制度(年会費5,000円・認定証発行費15,000円)があり、各都道府県での局長募集を通じて全国的な普及活動を展開しています。
また、正会員入会金無料・代理店契約料無料という開業しやすい条件が整っており、店舗を持てない方向けの代理店販売サポートや新規店舗設立支援など、独立・開業を視野に入れた方への支援体制が充実しています。
プリザーブドフラワー専門店ラピスラズリの運営も行っており、実店舗運営のノウハウを持つ協会という点も安心感につながります。
ハーバリウム資格の費用相場と取得の流れ
資格取得を検討する際、費用と取得の流れは多くの方が気になるポイントです。今回ご紹介した3協会の費用について、提供された情報をもとに整理します。| 協会名 | 主な費用 | 取得の流れ |
| 日本ハーバリウム協会 | 年会費1,100円(資格取得費用は情報なし) | 認定校・認定講師のもとで受講→資格取得→ステップアップ講座・フォローアップへ |
| インテリアボトル協会 | 講師資格コース15,000円(税別)+認定料8,000円、約3時間 | 本町教室または交野アトリエで受講→約3時間で取得→永久ライセンス発行 |
| IPS協会 | ハーバリウムジュエルライトディプロマ約2時間、局長認定:年会費5,000円+認定証発行費15,000円、正会員入会金無料 | 資格講座受講→認定講師→局長認定制度・代理店契約へのステップも選択可能 |
資格取得後のキャリアパス
ハーバリウムの資格を取得した後、どのような形で活動できるのかをイメージしておくことも大切です。提供された協会情報をもとに、代表的なキャリアの方向性をご紹介します。自宅サロン・教室の開講
認定講師資格を取得することで、自宅やレンタルスペースを活用した教室・サロンの開講が可能になります。日本ハーバリウム協会では、オンラインレッスン対応サロンの掲載制度もあり、対面・オンライン双方の展開が視野に入ります。副業・ハンドメイド販売との組み合わせ
資格を活かしながら、作品販売と教室運営を組み合わせるスタイルも選択肢のひとつです。インテリアボトル協会では、展示会や通販サイト運営の実績があり、販売チャネルの参考になる情報が得られます。代理店・地域普及活動
IPS協会では、店舗を持たない方向けの代理店販売制度や、各都道府県の局長認定制度が整っています。地域に根ざした普及活動や独立を目指す方にとって、段階的なステップを踏みやすい環境です。プリザーブドフラワーとの複合的な活動
IPS協会のようにプリザーブドフラワーとハーバリウムの両方を学べる協会では、サービスの幅を広げた複合的な活動も可能です。ご自身のスキルセットを広げたい方にとって、選択肢が増えるというメリットがあります。資格取得からプロフェッショナルへの道筋
ハーバリウムの資格取得は、「作れるようになる」ことがゴールではなく、プロフェッショナルとしての活動のスタートラインといえます。認定校や認定講師のもとで基礎技術を習得した後は、各協会が提供するフォローアップレッスンやステップアップ講座を活用することで、技術の幅と深みを継続的に広げることができます。
日本ハーバリウム協会のように複数の独自技法を段階的に習得できる仕組みがある協会では、取得できるスキルの種類も充実しています。
また、コンテスト参加や展示会への出展は、自身の技術を客観的に評価し、モチベーションを高める機会にもなります。同じ志を持つ仲間との交流を通じて、新たなアイデアやビジネスのヒントが生まれることも少なくありません。
国際的な資格展開や上位資格については、各協会の公式サイトにて最新情報をご確認いただくことをおすすめします。
主要なハーバリウム協会一覧
一般社団法人日本ハーバリウム協会

出典:一般社団法人日本ハーバリウム協会
| 資格・講座内容 | JHAハーバリウムデザイナー認定講師資格 ハーバランド技法 Birth技法 Pressed Fruits技法 フラワーベース技法 ハーバランドキャンドル技法 tonight技法 フォローアップレッスン |
| 住所 | 東京都中野区弥生町5丁目6番11号 |
| 代表者・会社名 | 吉田智子 |
| 設立年 | 調査中 |
| 公式サイト | 一般社団法人日本ハーバリウム協会 |
一般社団法人日本ハーバリウム協会は、JHA認定講師のみが作成できるデザインハーバリウムの原点であるハーバランドを中心に活動しています。
認定講師専用ハーバリウム液を使用した独自のデザインハーバリウム制作技術を提供。資格取得後もJHAでしか学べない様々な技法を学ぶことができ、オンラインレッスン対応サロンも掲載。
全国に認定校を展開し、ステップアップ講座やフォローアップレッスンも充実。年会費1100円で継続的な学びと成長をサポートしています。
また、ハーバランドアワードなどのコンテストを開催しているのも特徴のひとつです。
インテリアボトル協会

出典:インテリアボトル協会
| 資格・講座内容 | 講師資格コース フォローアップコース通信講座 rimo講座 |
| 住所 | 大阪府交野市本町教室交野アトリエ |
| 代表者・会社名 | 調査中 |
| 設立年 | 2017年 |
| 公式サイト | インテリアボトル協会 |
日本テレビZIPで紹介された実績もあるインテリアボトル協会は、2017年6月に設立された協会です。
講師資格コースは初心者でも習得できるようにプログラムを設定しており、永久ライセンス制度を採用することで更新費用が不要になります。
本町教室と交野アトリエで随時開講し、会員向けにフォローアップコースや通信講座も提供しています。
また、ハーバリウム専門通販サイトの運営や展示会の開催など、資格取得後の活動を支える仕組みも整っています。
さらに、商標登録申請中の独自ブランド展開も進めており、今後の展開にも注目が集まっています。
IPS協会

出典:IPS協会
| 資格・講座内容 | プリザーブドフラワー資格講座 ハーバリウムジュエルライトディプロマ |
| 住所 | 福岡県糟屋郡新宮町下府4丁目8-1グランピア新宮102号 |
| 代表者・会社名 | かわの瑠俐 |
| 設立年 | 調査中 |
| 公式サイト | IPS協会 |
IPS協会は、国際プリザーブドフラワー普及協会として、プリザーブドフラワーを広く周知し、自立運営の支援を目的としています。
各都道府県の局長募集制度を設けており、会員にはさまざまなサポートや特典を提供しています。
また、資格取得から新規店舗の設立、店舗を持てない方に向けた代理店販売まで、幅広い支援を行っています。
さらに、生花からプリザーブドフラワーへの加工技術も習得可能です。出張講座も実施しており、学びやすい環境が整っています。
加えて、プリザーブドフラワー専門店「ラピスラズリ」を運営しています。
まとめ
ハーバリウムの協会選びは、「何を学びたいか」「取得後にどう活動したいか」という視点で検討することが大切です。独自技法・デザイン性を追求したい方、費用を抑えて地元で学びたい方、プリザーブドフラワーも含めた開業を目指したい方など、目的によって適した協会は異なります。
まずは各協会の公式サイトで最新情報を確認し、体験講座や説明会への参加も視野に入れながら、ご自身のペースで一歩を踏み出してみてください。