ヴェリテワインコンサルティング

レッスンは「生きもの」
ライブ感を楽しんでほしい

伊澤 成典先生

ヴェリテワイン
コンサルティング

伊澤 成典先生

酒販店の家庭に生まれ、幼少時からお酒に囲まれて育つ。大学卒業後、家
業を手伝う傍ら、スキー旅行で訪れたヨーロッパで本場で飲むワインに開
眼。日本ワインアカデミーにて体系的にワインを学び、その後、講師に。
現在は同校の主任講師を務めるほか、株式会社ヴェリテワインコンサルティ
ング代表として、ワインセミナーやイベントの開催、飲食店のワインコン
サルティングなどを行う。

取材・文:石川名月
撮影:Kei Ito

生徒さんと一緒にその場の空気感を楽しみながら
感じたことを伝えたい

レッスンは人を相手にするものですから、同じテーマで、
同じように準備をして臨んでも、絶対に同じ結果にはな
りません。その日の生徒さんの顔ぶれによってクラスの
雰囲気は全然違うし、時間帯によっても、その日の気候
によっても、最適な話題や伝え方は変わってきます。レッ
スンは「生きもの」なんですよね。
何が起こるかわからない。僕はそんなレッスンの“ライ
ブ感”を楽しみたいから、事前にレッスンのシナリオを
作ることはしません。スライドやテキストを使うことも
ない。「今日は旅行に興味がある人が多いから、いろい
ろな国の文化の話を多めにしよう」とか、「男性が多い
から、女性のもてなし方の話をしよう」など、アプロ
ーチの仕方やプランはどんどん変えます。
もちろん、その場で流れが変わることもあるし、あっち
こっちに話が飛ぶこともある。生徒さんの反応次第で柔
軟に流れを変えて、最終的にその日のテーマに着地すれ
ばいい、という考えです。

ヴェリテワインコンサルティング

つねに緊張感をもって
生徒さんを満足させることだけに集中する

ワインのテイスティングをする時も、僕は生徒さんと一緒
に、その場でワインを開けて、飲んで評価します。もちろん、
僕はそのワインのことをよく知っているし、事前に飲んだ
ことがあるのだけれど、時間と場所が変われば味覚も変わ
る。感じることも変わります。生徒さんとの感覚のズレが
ないように、できるだけイコールコンディションでテイス
ティング。生徒さんと一緒にその時の空気感を楽しみなが
ら、その時に感じたことを伝えたい。そして出し惜しみを
せずに、僕が伝えられる最大限の情報を提供したいと思っ
ています。

ヴェリテワインコンサルティング

レッスンではシナリオに拘らないので、その場に応じて話の展開を変えます。すると、いきなりすごい質
問が飛んできたりもしますよ。だから毎回、レッスンではとても緊張しますね。でも、その緊張は講師に
とって、とても大事なこと。講師はつねに緊張感をもって「どんな展開にしたらレッスンがおもしろくな
るかな」「今、生徒さんはどう感じているかな」と、つねに生徒さんの反応を敏感に意識しなければなり
ません。自分を客観的に見て、生徒さんを満足させることだけに集中する。僕は緊張しなくなったら講師
業は辞めたほうがいいとさえ思っているくらい。だから、レッスンではものすごいエネルギーを使います。終わった後はいつもぐったり。でもそれがなければ、講師としての成長は止まってしまうと思う。

自分の求めるワインに
最短でたどりつくためのお手伝い

日本でもワインの文化はずいぶんと広がって、雑誌やインターネットでもたくさんの情報を得ることがで
きるようになりました。でも、まだまだ「ワインは特別なもの」「敷居が高いもの」という意識が強いよ
うに思います。

僕はワインとは、自分の好みで、自分の予算で、自分の生
活の中で、身近で自由に楽しむべきものであると考えます。
日本は食大国で、フレンチも、イタリアンも、中華も和食
も…、世界中の美味しい料理が食べられますよね。そして
世界中のワインが日本に集まってきています。いろいろな
国の美食と、いろいろな国のワインを組み合わせることも
できる。自由度の高いワインの楽しみ方ができるのは日本
ならではといえます。

ヴェリテワインコンサルティング
ヴェリテワインコンサルティング

そういった自由な発想でワインを楽しめるように、レッス
ンでは、飲み手の自由を尊重した内容にしています。ワイ
ンの成り立ちや事情、国の環境や文化的な背景など、さま
ざまな知識や情報をお伝えするとともに、直接ワインに触
れていただく時間を多めにとっています。レッスンの最大
の目標は、それぞれの生徒さんが求めるワインへ最短距離
で近づくお手伝いをすること。そして、もっとワインを身
近に感じられる文化が日本中に広がることを願っています。

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※2018年7月現在の情報です。

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